‘カマスの一夜干し’とやらを 初体験。
伯父からたくさんもらったカマスを母が開き、
私は 外には犬がいるので要注意と思い、ハンガーで上からつるす仕掛けを作ってみた。
その晩、ちょうどよく良い風が吹いた。
そして楽しみに迎えた次の日の朝・・・
きれいな半透明のカマスちゃん達は準備万全。
それはそれはおいしいカマスの一夜干しだった。
一晩外に干して出来上がりだなんて、不思議な感じがするのは そんな習慣が私になかったからだろうか。
素材とは 何やら ちょっと最後に自然の力を借りるのがミソらしい。
このように風にさらす または陽にあてる。
確かに取れたての栗や芋も 収穫した後 太陽の下にねかせてあったものの方が 甘くておいしいのだ。
今までスーパーで買い物をして台所に向かっていただけの私には このプラスアルファの自然のスパイスが目からうろこであった。
10月16日、17日の2日間 千葉で行われた工房からの風(http://www.nikke-cp.gr.jp/cia/)に参加いたしました。
ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございます。
心配していた天気にも恵まれ、たくさんの方々とお話ができ、とても楽しい2日間でした。
写真と共に 展示スペースの様子をご報告。
桜と楠の木の下に、ピクニックエリアを。雨じゃなくて本当によかった!
これはfinnvävというテクニックを使った2重織りのブランケット
みかんのような丸い形が特徴のミカンポーチ
愛媛の伊予柑をモチーフにプリントしたクロス
寒くて暗い冬が長いスウェーデンでは 陽の光をいっぱいに浴びて洗濯物が外でなびいている光景は 何よりも幸せなもの。
そんなことを思い出しつつ エプロンやキッチンクロスなどをかけてみました。
大きな裂き織りのマットも。
そして、今回小さなお土産コーナーを設けました。
私が布にプリントをするときに使う手法の1つにブロック捺染があります。簡単に言えば、スタンピング。
その手法を使って手軽に身近にある素材と組み合わせて、パターンづくりを楽しめるという、体験型のポストカードです。
子供から大人までたくさんの方々に楽しんでいただけたようで、なによりです。
夏にスウェーデンから帰国し、活動のはじめの1歩として参加させていただいた工房からの風。
家族を含め このイベントを運営、サポートするスタッフの方々など、たくさんの人に支えられ、この日を迎えることができました。
そしてたくさんの人との新しい出会いがあり、遠いところ 足を運んでくれた友人との再会があり、幸せな2日間でした。
みなさま、本当にありがとうございました。
報告が遅れましたが 10月16日17日に千葉で開催される 工房からの風http://www.nikke-cp.gr.jp/cia/ に出展するため 日本に一時帰ってきました。
日本に着いた私は みなさんの予想通り 暑さにやられています。
この異常な暑さには スウェーデンで日本の暑い夏が恋しいなんて言っていた私を恥じるほどである。
9月に入ったということが不思議に感じられるのもこの暑さのせいなのでしょうか・・・
亡くなった祖母の家を 私のアトリエにできたら・・・と父と母の手も借り、少しずつ掃除と荷物の移動をはじめました。
2年ぶりに見る私の荷物。
姉にさんざん 2年も使われることのない物はいらない物なんじゃないの?と言われつつも大事にとっておいたもの達。
2年という期間があまりにも私の中で大きく働いていることに いろいろな場面で気づかされるが、ここでもまた。
荷物を解きつつ 自分の歴史をヒモ解くような感覚であった。 昔から集めていたもの。ノートをめくるとその時自分の興味があったものやアイデアが。買っている本を見てもその時々の興味の移り変わりが見てとれる。 そして確かに今となってはいらないものも たくさんあることに気づかされる。
日本に帰ってきて東京にいても 実家愛媛に帰ってきても スウェーデンでまわりのもの(余計な情報、しがらみや習慣)なく 自(自分自身と自然)のみの生活だった2年を経て、ある ゆるがないものが自分の中に芽生えていることを実感した。
帰ってきたという感覚より 新しく始めるという全く別の立ち位置にやってきたという感じです。
まだまだ手探りなスタートですが とりあえず 暑さに負けず がんばろ。
いつも 作りはじめた後
どうしてこんな大変なことをするはめになったんだろうと 思う瞬間がある。
それにしても成し遂げたいものが私の中に存在するのだから それを越えて作ることでしかそれは実現し得ない。
なので そうやって時間をかけて作ることを愛おしむことにする。
ブランケットのモチーフは 幸運を運ぶもの達。 このブランケットを使う人への贈りもの。
なのだが、さっそくこのブランケットのおかげか 私にもちょっとした幸運が舞い込んできた。