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dialy
2021-04-29 | dialy

これからの布のこと

コロナ禍で、いろんなイベントが縮小されたり、なくなったりはするけれど、私のこの小さな工房に与える影響なんて、大したことないわ・・・と思っていたのですが。。。

もうショックでたまらない事がありました。

私は自分でデザイン、製版、プリント、縫製までやっているのですが、プリントに関して言えば、一人でできる範囲の事というのは限られています。(もちろん私1人でやるからできる事というのもあるのですが!)

自分ではできない表現ができ、また布を欲しいと言ってくださる方に販売できるということもあり、今までいくつかの布は手捺染の工場のおじちゃんにプリントをお願いしていました。(現在ネットショップで切り売りしている布はそうです!)

年末に、コロナの影響もあり、お世話になっていた工場が廃業するということを聞きました。私はずっと頭の中でしたためていた図案があり、それは工場でしかできない表現満載だったので、ああ、もうそれが現実化することはないんだ・・・と思うと、それも大変ショックだったのですが、とりあえず、廃業しても版さえあれば、きっとどうにか自分でプリントすることもできるので、せめて今まで制作した布の版を送ってもらえないかと頼んでみました。

版ってね、とっても高額なんです。(自分で制作すると大したことないのですが、工場で使用するものは布幅もある大きな版なので・・・)

私にとっては大切な財産。。。なんです。

なかなかおじちゃんから連絡がなく、廃業した後、どうにかいくつかは送ってもらえると聞き、少し安心していたら、、、なんだか手違いがあって、、私の手元に残ったのは1柄のみ。

悔やんでも悔やみきれないのですが、あとの版は処分されたあとなので、どうしようもない。。。ということ。これが本当に今年1番のショックな出来事でした。

不幸中の幸いということにしておくのですが、手元に残った1柄というのは、私の代表作とも言える、えひめのiyokanの柄。

これもなかなかの大きさなので、きっと私のアトリエでは誰か助っ人をお願いしないと1人ではプリントできないサイズです。

でも版がある限り、きっと布を作ることは可能だと思うので。。。

しばらくは、このショックな出来事にうなだれていましたが、ああ、こういう機会なんだな、と受け入れる気持ちが湧いてきました。

sun and snow10周年を過ぎ、私の家庭環境、今の時代の流れ、いろいろな意味で転換期だなーと再認識。プリントを辞めちゃうっていうわけではないと思うけれど、今後は今の自分に素直に向き合って制作したいな・・・と。

ということで、今ネットショップに出ている布の販売は、きっと今の在庫がなくなったら、、残念ながら、終了となります。。。

iyokanオレンジの布

これは私の刷り台。いろんな柄のインクが浸透して、不思議なニュアンス。

粘着力が落ちてきたので、久々に地張り糊を塗布するメンテナンス。

5月22日から茨城にあるPlumさんでの布展に少量ですが、納品しています。お近くの方はぜひ。

2021-03-09 | dialy

こどもとわたし

私自身のこと。私は長らく自分のやりたいことを追い求めてきました。

そして、そのせいか(?)遅く訪れた婚期、そして出産。ここ数年で私の生活は全く別物になりました。100%自分の時間をフルに使っていたのがだから、最初、この自分の時間が全く取れないストレスは大きく、慣れるまでにずいぶん時間がかかりました。今もそれでストレスが全くないと言い切れないのですが、妻になり母になり、、青虫が蛹になり蝶になるように、全く別物になる感じ。そして、初めて羽ばたく羽根の動かし方などわからず、もがいているような感じ。

主婦業も母業もきっと得意な方と思われがちですが、、いや、好きな分野だと自分でも思うのですが、なんて向いていないんだろう・・・と落ち込むことも多々。特に出産や育児についてなんて、それまで知らなかったまるで別世界!

初めて妊娠して、エコーの写真なるものをこんなかわいい写真が撮れちゃったみたいな感じで先生に渡された時、、私はなんじゃこりゃーってなった。こんな宇宙人のような生命体がここに??ちょこっと恐怖・・・未知の領域・・・。(今は、子どもたちにイライラしたり、いやいや期の手のつけられない感じが続いたりする時、たまにこの写真を出して見ては、生命の神秘、この原点を思い出してみます。君はこんなだったのか・・・て。)

そう言えば、アメリカに留学していた時、高校3年生の授業には、Child divelopmentとAdult Rolesという授業があったなあと思い出しました。Adult Rolesのクラスでは出産についても詳しく男女共々学んでいました。妊娠後期の大きなお腹の想定で、皆、数日間は大きな重りの入った衣装のようなものをお腹に背負い、よっこらよっこらと生活してみたり、数時間ごとに泣く赤ちゃんの人形を四六時中抱え生活したり・・・。(おもちゃのおっぱいをあげないと泣き止まないから、夜もそのたびに起きる)ちょっとした予行練習。(仮の夫婦も設定されていました!)

と、私はそんな授業を受けたこともあるけれど、、、出産後はえ?え?聞いてないよー・・・という感じでした。赤ちゃんのかわいさ、子供を授かっていいなーなんて淡い幸せなものだけを見ていて、誰も産後の大変さなんて話してくれなかったなーとその時は恨めしく思ったり・・・。 そして、子供の発達について、理論的に学ぶということはとても大事なんじゃないかなーと改めて思いました。ああ、そういう理由でこういう事をしているのか・・・とか、こういう状況になるのは健全に成長している証拠だなーとか、客観的に子供の行動を捉えられるとこちらの対応が全く違うように思います。保育士を目指す人だけでなく、日本でも一般的に皆が学ぶことであったら良いのになー・・・と。(この間無料で行われていた近くの大学での子育て支援の講座がとても面白く、もっと早くこういう事知っていたかったなーとか思ったのです。)

いろんな本を読んでみたり、気になる講座に足を運んでみたり・・・自分なりにどんな母であるべきか、、遅れ馳せながらも試行錯誤しながら、そして反省を繰り返しつつ、、、の日々。 ふと、ああ自分の対応ひとつでこどもの何かを決定づけるのが私は恐ろしくて一生懸命正しい母親であろうと模索しているのかな・・・と気づいた次第。そんな自分をまず認めること、そして、こうして自分を成長させてくれる子どもたちに感謝をすると共に、これからも柔軟に自分をアップデートさせていきたいなと思うところです。

2020年夏

只今上は3歳、下は1歳半、そしてまた5月に3人目を出産予定。。。これはもう、この未熟な私を成長させる試練として与えられたのだろうと・・・腹をくくり育児を楽しもう〜(しかない〜)です。

私の制作欲はお預けのままですが、それはそれで、あたためつつ。。。

この間、お友達のお手紙を整理していて、お友達が紹介してくれた文章に改めて目が止まりました。

「ヘヤ−インディアンは、人生を3つのグループに分ける・・・ひとつは仕事・・・ひとつは遊び・・・そしてもうひとつは祈り・・・。

そうして、子育てはそのなかの遊びに入る・・・。寒い長い冬の間、テントの中に小さなこどもがいると、いろんなことをしたり、言ったりして笑わせてくれたり、楽しい気持ちにさせてくれるからだ」 「ヘヤ−・インディアンとその世界」より

なるほどなーと思い、仕事・・遊び・・祈り・・・

2021年、これからの私の人生、そんな感じでいきたいな〜なんて。

2021-01-29 | dialy

2021年〜

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

昨年はsun and snowとしては10周年を迎え、12月の地元での展示会とオープンアトリエにはたくさんの方々にお越しいただき、こうして皆さんに支えられているんだなぁ、、と本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

私は40代になり、sun and snowは10年となり、そして次の春には引っ越しも予定していることだし、2021年はなんだか新しいスタートの年になりそうだぞーと年末、わくわくしていたような気がするのですが・・・

はっと気がつくと、日々の忙しさに年末年始もすっとんで行ったようで、いつの間にか1月も末・・・で、現在に至ります。

そういう始まりもありますでしょ、と自分を慰め・・・少し出遅れましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

なんと言っても我が家は農家。。。お米農家なんですが、野菜も育てており、年末年始はじゃがいもニンジンの収穫&出荷に追われておりました。(現在進行形で出荷三昧!)学校給食のオーガニック化の一環で、我が家のじゃがいもは小学校にも配達しています。

農家の仕事は、百の仕事をこなすから百姓と言われるように、、なんだかなんだか、やることはとてつもなく多い気がします。そして季節に追われ天気に左右され。。。思い通りにならないこともたっくさん。私は、代々のお豆腐屋さん、とか醤油やさん、とか、家業を継ぐような、1つのことを極めた仕事にとても憧れがありました。それも、私は1つに絞れずあれもこれもやりたくなってしまい、手広く浅くやってしまうたちだから・・・。でも、きっとそんな私に農家の仕事は向いているのかもな、と最近思ったりします。淡々とした作業も体を動かすことも好きだし、こうしたら売れるかな、こんなパッケージにしたら、、とデザインを考えることも、そして何より食べることも好きだし。昨年は、我が家で収穫した材料を使ったおやつの販売も細々と始めたりしました。

こりゃ、いったい私は何屋さんになっていくのか〜と思ったりしますが、そして、人生まだまだ何があるのかわからないけれど、楽しみなものです。

ほんの少し前までは、同じような日常や1年がずっと続いていくんだと思っていたような気がします。コロナが登場し、私や両親もいい歳になり、健康を害することもあったりした昨年、つくづく普通の日常がかけがえのないものだと感じた年末年始でした。

私の日々は、3歳と1歳のこどもにすったもんだしながら、でもそんな2人に笑わせてもらい、食べることに向き合い、せっせと農作業をやりながら、、たまーに、アトリエにちょこっと顔を出しては、1歳のこうちゃんが待ってくれる時間だけ何かささっと作ったりしてみるけど、気がつけば、アトリエがぐちゃぐちゃになっているだけなので(何でも出してみちゃう・・・)すぐ後ろ髪を引かれつつアトリエを後にし、子どもたちとの日常に戻る・・・の繰り返し。

小さいことにイライラしたりするのだけれど、この何気ない日々の幸せを忘れないよう、今年も子育て+農業+テキスタイル・・・私なりのスタイルを探しつつ日々を紡いでいきたいと思います。

丑年 2021年

2020-11-21 | dialy

2020年

気づけば、もう2020年もエンディングの季節。。。

今年は本当にブログの更新さえできなかった。(でも書きたいことは山ほどあるんです。)そんなことはお構いなしに日々は流れていきますね。

さて、なんと言っても2020年と言えば!

そうなんです。sun and snowは10周年だったんです!

しばらく気づいていなかったのですが、夏ごろ、ふと自分の1番最初に作った果樹園という布を出して来たら、S+S 2010~ というロゴが押してあり・・・

ん??あれから10年が経ったんだ・・・!と気づいた次第。

私の第1歩は作家の登竜門と言われる工房からの風の出展。スウェーデンから応募し、それに合わせて帰国し、すべて初めてづくしの展示会。それから10年の月日が流れたとは・・・とても感慨深いこと。

まさかこんな世の中になっていようとは・・・誰も想像もしなかったでしょうが、世の中も、私自身も、いろんな意味で分岐点?成長点?転換期?のような気がしています。

10周年かぁ、なにか特別な制作をしたいなーと思っていたのですが、なかなか行動に移せず。急いですることでもないので、これからの10年、20年を見通して、またじっくりと制作をしていくことにしました。

2020-06-05 | dialy

近頃のこと

皆さん、お元気でしょうか?

こうして文章を書くということは、自分の内面へ向かう事ですが、その時間がなかなか取れないというのが、現在の状況。。。

今日から一時保育が始まり、やっとここへ向かっている私。下の子が寝ている今の間がチャンス! そんな、相変わらず二人のちびっこに追われている日々です。

春になり、また綿の種を蒔く季節になったので、ワークショップはじめたいなと思っていたところに、コロナのことがあり・・・

人と人が交わり共有することで生まれるもの、時間は素晴らしいもの。それが何やらおそろしいものとして扱われているこのコロナの状況下は、少し異常で寂しくなってしまいます。それでも内へ向かう時間をとることでいろんな気づきがあり、これをきっかけに良き方向へ向かう人も大勢いるんじゃないかなぁと思ったりします。

我が家は農家。今は農繁期で育児さえほったらかしの、てんやわんやの時期です。そう、自然界では、コロナ騒ぎとは無縁に、日々ちゃくちゃくと、季節が紡がれていっているのです。マスクなど無縁の土に向かう暮らし。コロナをきっかけに農業を始める人も多いと聞きました。良きこと。

2011年の原発事故をきっかけに大きく思想や生活が変わった人は多いと思います。私もそう。コロナはその第2段かな。これを期にまた働き方、生き方を方向転換する人が多くなるんだろうな。

起こったことを受け止め、新たな1歩に変える。

アフターコロナという社会が、より自然に寄り添い、人と人を慈しみ合う世界でありますように。

2020-01-13 | dialy

2020年のはじまり

あけましておめでとうございます。

と、とても遅いご挨拶となってしまいました。

今日も朝、洗濯物を干しながら、ああ、今日は午前中糸掛けをして、午後はあのデザインを終わらせて・・・なんて考えられるようになる日は、いつ来るのかな・・・と考えていたら、(何せ、私の1日は家事とちびっこ二人のお相手をしていたらあっという間に終わっているのです)

お手伝い隊の玄ちゃんが(カゴから洗濯ものをとって渡してくれるのです)

今日はたいようさんだねえ。デンデラデンデラさん(雨雲のこと)じゃなくて良かったねえ。と言う。

そんな言葉に本当にそうだ、天気が良くて今日も何よりだ!と元気をもらう。

昨年も、小さい二人を連れていると人生の先輩のような方に、子供が大きくなるのはすぐよー、今だけだからねぇ。そのうち、十分あなたの時間はやってきますからね。なんて、何も言っていないのに、言われたことがある。

昨年2人目コウヤくんが生まれた後は、ようやく、少し自分の制作欲に対してあきらめられた気がする。と言うより、あきらめざるを得ない状況。。。そして、大変なことはいっぱいだけど、それ以上にこの小さい2人がかわいくて、なんだか面白くなってきたということもあるのかな。

そんなこんなで、いつも新年を迎えると、「よおし、今年はこんなことをやるぞー」と意気込むところなのですが、どうも今年はバタバタした毎日のせいか、ふつうに日々が巡り、何の気負いもなく新年を迎えてしまったような感じです。

私が出産したのは9月で、それ以降は、ほとんど家にいて子供中心の毎日。そうすると、とーんとしばらく社会から取り残されているような、気になってしまうのです。昨年は、アトリエでのワークショップをはじめ、いろいろな方にお越しいただき、とても嬉しい一歩を踏み出したところだったのに、そんなことまで遠い昔の出来事のように思えてしまったり・・・。

でもやっぱり新年だから、少しわくわく計画を練りたいと思います。

遅れ馳せながらですが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

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