ある日を境にそこらじゅうがいい匂い。
一斉に咲き始めた。
作りたいなーと思いつつタイミングを逃すと作れなくなってしまうので、今年こそあのシロップを作ろうと心に決める。
満開の花を積んで甘いシロップにするのだ。(→)
いいにおいに鼻を膨らませながら、小さい花を積んでいく。
花を求め、キンモクセイの木々の中に頭を突っ込んでいると、花に頭を突っ込んで蜜を吸っているハチのような気分になる。
花の形の立体感が何とも言えない。こんな小さな花のどこにこんな強い芳香を秘めているのだろうか。
早速いい匂いがどこかへ行ってしまわないうちに、この季節を凝縮したようなシロップを作った。
さて、うちのアトリエは祖父母の住んでいた古い家なので、家の中はもうすでにストーブつけちゃう?・・と思うほど寒い。(1度つけました)
外へ出てあったかーいと思ったりするほどだ。お昼ごはんくらいは、あったかいところで食べたいなと思い、いつも家の中のどこかあたたかいところを探して、キャラバンする。今日は南側にある姉のアトリエの縁側にした。
やっぱりあたたかい。
目の前をけたたましく鳴きながら飛んでいくヒヨドリを見たり、すっごい蜘蛛の巣だなあ・・と、ぼーとしながらお昼を食べていると、
!!
いいもの見っけ!
きらりと輝くむかごさん!
今晩はむかごご飯に決まりです。
家の中でこんな収穫に巡り合うとは!
ジャングルなお庭のありがたい収穫物でした。
これ、お姉ちゃんいるかなあ?
と、うちにやって来たのは、タマムシくん。
姉といえば、死んだセミを集めたり、何かしら集める習性を持っているので、そりゃ宝石のようにきれいなタマムシは「いる!」て言うに決まってる。
しかし、問題は、こちら生きているタマムシくん。
姉のコレクションに入るには・・・死んでいないとなんですが・・・
しょうがないので、とりあえず飼ってみることにした。
好きな葉っぱは、ケヤキかエノキ。
餌付けるのは意外と難しいらしく、食べてくれなかったら数日で死んじゃうかもしれないな・・・そしたら姉のコレクションに入るからいっか・・・と安易に考える。
犬でもなく猫でもなく、初めて自分で飼うものがタマムシとは・・・。
エノキがなかったので、ケヤキの葉っぱや小枝を準備し、とりあえずその辺にあったダンボールを小屋に。
そうしたら、どんどんこのタマムシがかわいくなってきた。
つぶらな瞳。
宝石と言われるのが納得の光る身体。こんなきれいな虫がいるなんて!
あげくの果てにたまちゃんと呼んでいる。
次の日には、あっさりケヤキの葉っぱを食べ、元気を増していた。
そうしたら、外の世界へ飛び出そうと脱出を試み、バタバタ試行錯誤を繰り返しているたまちゃん。
どうにも、死ぬのを待っているかのように、箱に閉じ込めて飼うことに、良心が傷んできた。
手乗りたまちゃん。お腹はゴールド。
たまちゃんブローチ
名残は惜しいけれど、姉も残念そうだったけれど、可哀想になったので、外へ逃がしてやることに。
そんな私達の心情を知る由もなく、たまちゃんは、迷うことなく大空に羽ばたいて行きました。
今週土曜日からPlumさんで始まります。
クッションが欲しいなあ・・・と思い、作った横長のクッション。
後ろにはトナカイさんも。中身を綿のわたで作ったので、どっしりとしたクッションです。
こちらは鍋敷き。
表面にはトリやウサギが隠れています。
苔玉つきポーチ。
リネンのトート 真ん中のボタンを留めるとこんな形に。
鳥の布や種の布ものも送りました。
お近くの方はぜひ、 Plumさんで開かれる もりのなか のぞいてみて下さい~
昨日、2年ぶりの長月の集いが無事終わりました。
本当にたくさんの方々に訪れていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
お会い出来なかった方々も、お話させていただいた方々も、本当にありがとうございました。
とてもあたたかい気持ちで昨日を終え、また新しい気持ちで今日を迎えました。
さて。
そんな今朝は、1人反省会。
今年に入り、展示会などでバタバタしてしまったことや、私自身の環境の変化などで、あっという間に秋を迎えてしまった。
そして・・・
手をかけてもらえなかった庭(畑)は、荒地に・・・。ちなみにこれはササゲの海。
まさに波の勢いで、すべてを飲み込むササゲ勢力。(この中に私のハーブの箱庭があるんです・・・)
こんなこと今までなかったのにな・・・。忙しい日々こそ息抜きに外へ出ていた。
それが、今年はそれさえも出来ず、アトリエにこもりっきりだった。
ごめんね。。。と思いつつ、畑の草をかき分けていると・・・奇妙なもの発見。
三毛門かぼちゃとひょうたんかぼちゃが混ざったようのカボチャ!
あら、新種が・・・
目の前のことをちゃんとこなして行くことも大事だけれど、それだけになりすぎると、目の前しか見えなくなってしまう。
「暮らしへ戻る」
こんな環境に暮らしていても、周りが見えなくなることだってあるんだと改めて感じた。
草ボーボーの畑がまさに自分を表しているように感じ、反省をしたこの夏。(もう秋ですが・・・)
次の展示会は以前作っていた森の布をメインにした展示。
私自身、この森の布を見てはっと、あの深い森の畏怖と恩恵を思い出した。また、いつの間にかここ(自然と共にある暮らし)から遠いところにいた気がして、今このタイミングでこの布と向き合えることを感謝している。
お世話になっている茨城県古河市にあるPlumさんでの企画展。
石川さんの森に対する世界観にとても共感し、このような企画展に参加できることをうれしく思います。
とっても行きたい・・・
そして、急にスウェーデンの森へも行きたくなってしまった・・・
楽しみな企画展です。
あれよあれよと言ううちに・・・9月です。
3ta2galleryさんでの展示が始まっています。
初日にはたくさんの方にお越しいただき、うれしいスタートとなりました。どうもありがとうございます。
鳥コーナーと種コーナー
コロンとした種のくるみボタン
お洋服につけたり、ゴムを通して髪ゴムにしたり・・・
鍋敷き兼鍋つかみ。
白い器が似合いそうね。と言われたので、白い器を置いてみました。
グリーンの種ランチョン。
明日6日(日曜)は在廊予定です。