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2015-09-29

たまちゃん

これ、お姉ちゃんいるかなあ?

と、うちにやって来たのは、タマムシくん。

姉といえば、死んだセミを集めたり、何かしら集める習性を持っているので、そりゃ宝石のようにきれいなタマムシは「いる!」て言うに決まってる。

しかし、問題は、こちら生きているタマムシくん。

姉のコレクションに入るには・・・死んでいないとなんですが・・・

しょうがないので、とりあえず飼ってみることにした。

 

好きな葉っぱは、ケヤキかエノキ。

餌付けるのは意外と難しいらしく、食べてくれなかったら数日で死んじゃうかもしれないな・・・そしたら姉のコレクションに入るからいっか・・・と安易に考える。

犬でもなく猫でもなく、初めて自分で飼うものがタマムシとは・・・。

エノキがなかったので、ケヤキの葉っぱや小枝を準備し、とりあえずその辺にあったダンボールを小屋に。

そうしたら、どんどんこのタマムシがかわいくなってきた。

つぶらな瞳。

宝石と言われるのが納得の光る身体。こんなきれいな虫がいるなんて!

 

あげくの果てにたまちゃんと呼んでいる。

次の日には、あっさりケヤキの葉っぱを食べ、元気を増していた。

そうしたら、外の世界へ飛び出そうと脱出を試み、バタバタ試行錯誤を繰り返しているたまちゃん。

どうにも、死ぬのを待っているかのように、箱に閉じ込めて飼うことに、良心が傷んできた。

手乗りたまちゃん。お腹はゴールド。

たまちゃんブローチ

名残は惜しいけれど、姉も残念そうだったけれど、可哀想になったので、外へ逃がしてやることに。

そんな私達の心情を知る由もなく、たまちゃんは、迷うことなく大空に羽ばたいて行きました。

 

 

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