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2023-03-18 | dialy

春ですが・・・

新年が明けて、はや3月!

私は土の中でじっと春を待つ種のようにじっとしています。(日々は相変わらず農家仕事、お菓子の納品なんかでバタバタとしているのだけど、でも何もしていないイメージなんです)

昨年何かに突き動かされるように開いていたホオルの庭のイベントでさえ、どこか遠い昔の出来事のように思えたり。。。 私どうするの?と日々自問自答しているけれど、答えの出ないうちは動きようがないので、じっとしているのです。

4月から少しずついろんなことが動いて行くはずです。もう少し時間がかかりそうだなあと思っています。

でも静かにじっとしていたおかげか見えない何かが私の中でつながって、運命?のようなものに納得がいったり、大切にしたいものが見えてきたり、私の内部ではそろそろと変化をしていっているように感じるこの頃。

そういう充電期間なんだろうと、今(の状態)を受け入れ、そして今を慈しんでいきたいと思う3月です。

2023-01-11 | dialy

2023年のはじまり

2022年はなんだか遠い記憶のような気がするほど、目まぐるしく過ぎていきました。

なんだろう。なぜか、わくわくした新しい空気とは反対の、悲しさ、寂しさ、絶望、みたいな負の雰囲気の方が強いような(私の気分)年末年始だったなあと思っていたら、そんな負の気分に誘われるように、子どもたちが順番に急性胃腸炎(ノロウィルス)にかかっていった。数日それに付き合っていたら、案の定私もかかり、まさに寝正月。

あったかい日差しの中、横になって、元気になったこども達の様子をおかしく見ていたら、なんとも言えない幸せな気分を思い出した。あ、これ産後の時みたい。何にもせず、横たわり、子どもの息遣いや動き、鳴き声に耳をすます。その時にしかないその時間を味わっていたあの産後の時間。

ちょうどシュタイナー幼稚園をされている虹乃美稀子先生の満月の日に更新される「小さな声が聞こえるところ」というエッセイ(ブログ)を読んだら、“自然の時間”を大事にする〜という山極寿一博士のお話が取り上げられていた。(ぜひ読んでみてください〜)

「自然な時間」とは何か。それは赤ちゃんを育てる親の時間や高齢者の時間、障害者の時間だと言います。つまり、「生産的」ではない時間。

やや、と思う。あ、そうなのか、って。生産的なことを追い求めるがために自分自身に否定的な感情を持ったり、仕事だからとか、時間がないからとか、大人の都合を振りかざしていると、何か大切なことを見過ごしていたりするんだなあ。。。とつくづく思い直した。横たわりながら感じていたあの幸せな気持ちは、自分次第で日常の端々にあるものなのだなと。。

心静かな年始。小さなことに耳をすませていきたい。「自然な時間」を大切に。子どもたちとの時間や他の誰かと共有する時間を楽しんでいきたいなと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022-11-10 | dialy

10月のホオルの庭

事後報告でごめんなさい。

10月は稲刈りの関係で3週目ではなく4週目の土日に「ホオルの庭」やりました。

この秋の空気のせいか、草木染めがやりたくなります。今月は草木染めやろう!と考えましたが、さてどうしよう。大きなお鍋で糸を煮たり、布を煮たりしたいなーというところですが、時間や材料の手配、お代のことなんかを考えると、そういう本格的な染めはまた別の機会にすることとして、やはりホオルの庭ではもっとお手軽に、準備も簡単に、楽しめるもの〜にしました。

ミニワークショップ:草木絵の具遊び。

今回はくるみの葉っぱと玉ねぎの皮を煮出し、草木染めインクづくりをし、和紙を染めてみました。厚紙を切ってステンシルの要領で。草木ならではの淡い色合いではありましたが、やはり自然のものからいただく色にはあたたかみがあります。実は私も草木のインクは作って遊んでみたことはありますが、何かこれで作品作りをしたことはありません。次はこのインクを使ってシルクスクリーンで作品作りしてみたいなーなんて思い、いつもこのホオルの庭のワークショップで自分自身にも刺激と発見があるのが、とてもうれしく思います。

小学生の男の子の作品


ホオルの庭のワークショップ。決して子供向けに用意しているわけではありません。むしろ大人向け?初心者向けと言えばいいのかな。お子さんに何か体験させたいと参加してくださる方もいらっしゃるのだと思いますが、大人の皆さんに楽しんでもらいたい、、そして、楽しんでいる横で、自分もやりたい!と言えば、お子さんも一緒にどうぞ〜という感じです。


なるだけ、特殊な道具を使わず、身の回りにあるもので、楽しめるようなもの、、と考えたりはしています。日常の中で思い出して、そうだあれやってみようって、何か手を動かすきっかけとなれば幸いです。

2022-09-01 | dialy

2022年夏のこと

何かに突き動かされるように、4月から「ホオルの庭」を始めると決めて、フライングスタートのような形でしたが(たったまだ3回だけだけど)オープンできました。私にとってはとても大きな1歩で、いろいろまだ試行錯誤の部分、改善点も多々あるけれど、、いろんな気づきがあり、足を運んでくださった方々に本当に感謝でした。そして、7月8月は休みにしたので、頭の中までお休み中だったようなこの2ヶ月。。。

そして・・・私の大好きだったお友達の死。あまりに突然訪れたお別れに、心の動揺は大きく、死を受け止め、私も生きている限り、今を大事に、ちゃんと心して生きていこうって思っても、何かどこかぽっかーんとしていた。

少し話は戻って、昨年の11月。内子にきたjaajaのライブにこどもたちと一緒に行った。音楽に合わせて、ジャイアントステップスという大型傀儡(あやつり人形)集団による大迫力の人形が登場するのだけれど、どの人形も不気味なガイコツ顔。最初、登場した瞬間、ものすごい速さで、1番上の息子、玄ちゃんは外へ逃げ出していった。その玄ちゃんを追いかけた私に取り残された2歳の2番めの息子こうちゃんは、よりにもよって、大きなガイコツ顔の獅子舞にカプッとされてしまい、大泣き。そうそう、なまはげみたいなもんかな。。。

あまりの恐怖。それがあの吊橋効果みたいな感じで、憧れにすり替わったのか、それ以来、毎日朝から晩までjaajaの音楽をかけろとせがまれる。まだ2歳と2ヶ月くらいだったので、言葉も出始めくらいのこうちゃんは、ガイコツをゴアイサツと言い、ゴアイサツするーと、、、。なんちゃってなかぶりものや、背負う操り人形を私達も作ってジャイアントステップスになりきっているこうちゃんをどうしたものか、、、と見ていた半年。あまりに毎日聞き続けたjaajaの音楽。

♪そしてみんなみんなー灰になるー♪

って何十回も歌ってたら、灰になった自分を想像して、はっとした私。

きっと今何かやらねばと強く思ったのは、このjaaja効果かもしれないな。。。

この夏、またjaajaが愛媛に来るって聞いて、皆で行こうって、夏休み最後に見に行った。あんなにジャイアント・ステップスに憧れを持っていたように見えたこうちゃんは、また凍りついていて、、、ああ、あの異常な執着は、幼き心にはあまりにも強烈だったんだな、かわいそうなことをしてしまったなあ・・・と反省。(もう遅いけど・・・)玄ちゃんは全然楽しんでいて、やはり5歳と2歳(もうすぐ3歳)の違いを改めて認識。(ちなみに当時0歳、只今1歳のりっちゃんは、恐れることなく楽しんでいた。。。。性格なのか。。)

でも、今回は終わったあと、ジャイアント・ステップスの人達が近くにいて、人形を触らせてくれたりして、怖かった鬼にもこうちゃんは触れて、最後には満足だったみたい。でもまた見に行きたい?って聞いたら行きたくないって。

こうちゃん、顔は怖くて持てなかったけど、手になりきって大はしゃぎ。
足が黒い方が玄ちゃん。。。

でも次の日には、あのガイコツすごかったねー帽子なんかかぶっとったねー

また見に行きたいねーって言ってた。

そして、またjaajaをかけろと言う。。。。(しまった、、また始まってしまった・・・)

でもよーくこうちゃんが歌っているのを聞いていたら、

♪みんなみんなみんなー愛になるー♪

って歌ってた!

そうして、もう夏が終わったわけだけど、今日から9月だし、心を入れ替えて、また新しい気持ちで日々を紡いで行こう。9月からホオルの庭も再開!

2022-04-10 | dialy, schedule

ホオルの庭

4月24日(土)と25日(日)11:00〜16:00 ホオルにて

「ホオルの庭」は大人もこどもも年配の方々もどなたさまも大歓迎です。

その日はホオルをオープンし、私達の手から生まれた品々を売ったりもしています。飲み物やおやつなんかもあります。

初回の24日と25日は山ノ工房のさおりちゃんがすてきなお洋服や柿渋染のバックなどを持ってきてくれます。さおりちゃんの暮らしと手から生まれた品々は、心地よく、持っている(身につける)だけでうれしくなるので、いつかアトリエで紹介したいなーと思っていたのでした。この機会にぜひ手にとってみて下さい〜

ホオルの庭は毎月第3土日に開催予定です。ホオルの庭って何??はこちらに→

その時々で、気軽にできる手仕事(ワークショップ)を用意しています。参加しても、見るだけでも、別に見なくても、OK。

ワークショップの参加費はワンコイン程度ですが、かかることもあります。(その時々の内容に寄ります)ご予約は不要です。

*4月はお天気がよければ柿渋染でコースターを作ろうと思っています。太陽で染める柿渋染。使うほどに味わい深くなる柿渋染は素晴らしい自然の染料です。

*5月は羊毛や綿などの繊維に触れ、紡ぐ体験を予定中。(4月、雨で外で染めができなければ、このワークショップに変わるかも?!)

販売しているもの:sun and snow(布もの、ワークショップ)/山ノ工房(服、バッグ)/うかのわ(お米の加工品、野菜、お菓子)/husica(古もの、本など)/晴々窯(陶器)/その他飲み物や蚤の市コーナーやいろいろ・・・

ホオルの庭でお会いできるのを楽しみにしています。

2022-04-10 | dialy

ホオルの庭って?

いつの時代も変わらないもの。 

四季のめぐりと共にある自然の恵みと手仕事。子供も大人もみな一緒に 手を動かしながら、その時(季節)を味わいたい。

小さな集会所ホオルでは今後様々な集まりを予定しています。

でも私自身まだ子育て真っ最中なので、本格的なワークショップや企画はきっともう少し先かなと思っています。でもやっぱりこどもがいても、いや、こどもがいるからこそ一緒に季節のめぐりを感じ、手を動かしていたいと思うのです。

はじまりの一歩としてこの4月から月1回、「ホオルの庭」の時間をオープンすることにしました。少しゆるーい会かもしれません。こどもたちがわーわー言って、ゆっくりできなかったな・・・なんてことになるかもしれません。でも誰かと共有できる時間はかけがえのないものです。親戚のおばちゃんちに遊びに行くような感覚で、どうぞお気軽に遊びに来ていただければと思っています。

「ホオルの庭」の日は私達が手を動かして作った品々を売ったりもしています。

私sun and snowは布もの。家業のうかのわからお米やその加工品、お菓子など。姉(husica)は古いものや本、お菓子。母(晴々窯)は陶器。などなど。お友達が参加することも。

そして、少し簡単な手仕事ワークショップもその時々で用意しています。庭の草や木や実で染めたり、取れた繊維で紡いだり、ただ庭の草木で遊んだり、家の中でおしゃべりしながら手仕事したり。。。本格的なワークショップもやりたいと思っているのですが、それは別にして、この日はただ遊ぶ、触れる、という感じでやりたいと思っています。

何より誰かと集まって話をしたり、何かを共有できる時間を持っていたいなと思います。こういう時代だからこそ。

そして、え?外?どこで?って姉に言われて、、。そうなんですよ。ホオルのお庭。ここ数年手つかずの庭っていうより、荒地みたいな、、、状態。私の夢の中ではキラキラした場所ですが、現実はまだ荒野。でも、夢のお庭になってからはじめたのでは、もう何年先になるかわからない。ので、こんな未完成の状態ですが、はじめることでその夢へ近づいていけると信じて、フライングスタートです。どうぞあたたかくお見守り下さい。

そんな庭ですが、春にはふきのとう、ふき、タラの芽、つくしが食べられるし、レモンやびわの実、栗、クルミの木、柿、ぶどうの木なんかもあり、ひょっこりアナグマさんが現れたりもしたこともあります。少し囲まれた庭?畑?のようなこの場所は、私にとってはこどもの頃から良き遊び場でした。

ホオルのおうちは祖父母の家でした。この場所で、ただ大きく深呼吸し、季節の移り変わりを眺め、楽しみ、そして手を動かしながら、わははと笑う。そんな時間を誰かと共有したい、そんな中で子どもも私も成長していきたいと思い、「ホオルの庭」をオープンします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

4seasonsという布はこのホオルのお庭から生まれた模様です。

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