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diary
2017-04-05 | diary

リネンの種まき

寒いなあと思っていたら、いつの間にか4月になっていて、天気のいい日の日差しは、暑いくらいになってきた。
今は種まきに忙しい季節。
リネンの種を蒔かなくっちゃ!
日々のことに追われていようと、季節は待ってくれない。種だけは蒔いておかないと!と、久しぶりの畑仕事。

スウェーデンで1度育てたことがあるだけで、まだ愛媛で育てるには試行錯誤。
どうしても愛媛の夏は暑いので、花が咲く時期が早まってしまい、背丈がそこまで伸びないのだ。
そこで去年から植える時期を早めてみたのだけれど・・・
それでも暑い日が多い愛媛では、やっぱり背丈が思ったほど伸びない。
むしろ秋まきの方が良かったりして・・・と思ったりしつつ、それはまたやってみるとして、とりあえず今年も種まきを。

昨年採ったリネンの種は思いのほかたくさんあった。


昨年より1.5倍くらいの面積に増やした私の小さなリネン畑。

この日は日差しが強く、また春がぐんっと進んだよう。
この時期にかかせない、近所の桜チェック。


もう散り始めている陽光桜。


忙しそうにしている鳥たちによく出くわす。


ようやく桜も咲き始めました。


この花開く前のまあるい蕾を見ると、ぽんっとはじける春の音が聞こえてきそうな気がする。

晴れていてもそして雨が降っても、土の上のもの達は生命力いっぱいにぐんぐん育っている。
このきらきらした季節に、ついつい足が外へ向かってしまう・・・

2017-04-04 | diary

散歩

近頃、毎日体力づくりのために、散歩をしている。

そういえば、スウェーデンにいた頃は刻々と変化する美しい自然を見逃したくなくて、よく散歩をしていた。感覚として、自然がもっともっと身近で、たくさんのインスピレーションを受けていた気がする。

日本に帰ってきて、もちろん日本の自然にも同じようにインスピレーションを受けていたのだけれど、いつの間にか周りの環境にも慣れ、日々のことに追われていると、なんとなく、自然と切り離された人間本位の世界にいるというか、ある感覚が薄くなっていくような気がしていた。

でも、最近毎日散歩をするようになり、自然の中に身を置くことは、自分に向き合うことなんだなと気づいた。
同じ散歩道を歩いていても、この時期の変化は著しい。美しい季節に目を細めながら歩く、1日のうちのこの時間が、失われそうになっていたものを呼び戻してくれたような気がするこの頃。

2017-04-01 | about works, diary

プリンティング

しばらくプリントはお休みにしよう~なんて思っていたのですが、結局布が足りなくなり、今月はプリンティングの日々。

久々に「4seasons」をプリントしてみた。

プルーをプリントし、次に黄色を重ねる。

そうすると緑が現れる!

重色の多い図案なので、版を持ち上げる瞬間が何よりドキドキ楽しみ!

そして最後にオレンジ系の色を重ねる。
これが

これに!

白い布の上に現れるパターンの展開に、いつも魅せられ、やっぱりプリント好きなんだなあ・・と思わずにはいられない。

2017-04-01 | diary, うこうこ便り

ただ今抱卵中

我が家のゆかいな うこうこ家族

種まきのための土をふるっているところにピヨキチ参戦。

邪魔で作業が進まない・・・

おやつをせがむクロ。

私の箱庭を荒らすゴちゃん。

抱卵中のヨンちゃん。

実家へもらわれていった、イッちゃん、サンちゃんはオスで、この間久しぶりのご対面ということで、クロ、ギンちゃん、ゴちゃんを彼らのところへ連れて行ったのです。

そうしたら、目も当てられない惨事となり、早々に引き上げたのですが・・・。
オスの2羽に襲われたため、彼らの卵は1ヶ月くらい有精卵となったのです。

そうか、クロやギンちゃんの子供が生まれるなら・・・と、抱卵中のヨンちゃんに6個ほど託しているところ。

そろそろ抱卵期間を終えるヨンちゃんですが、卵の中身が育っていることを知っているのか、なかなかやめようとせず、頼もしい母鶏っぷり。
ゴちゃんも抱卵期に入っているようですが、朝のご飯時には、卵をほっぽり出して、我先にと餌場へ降りてくる、少々不安な母鶏・・・。
さて、どちらが母役をしてくれるのでしょう。

卵が孵るのもあと1週間ほど!

どうぞメスが生まれますように・・・

2017-03-23 | diary

春と私

いつの間にか3月に入り、刻々と季節は進んでいる。
畑には菜花が咲きはじめ、皆、種をつける準備をし始めているし、次から次へと、水仙やヒヤシンスも花を咲かせ、沈丁花と共に、本当に良い香りを漂わせている。

いつの間にか、つくしの胞子も開いてしまっていたり、2日前には全く見当たらなかったフキノトウも今日になってみれば、いっせいに開き始めていたり・・・

雪に閉ざされた冬からの春ではないので、見逃しそうになるけれど、日々数え切れぬほどの春の息吹があちらこちらにあるようだ。

そして、私のお腹の中の小さい人も、同じくらいぐんぐん育っているようで、日に日にお腹が大きくなっている気がする。

なんといっても、初めての経験なので、すべてが未知の世界!
自分の体に向き合い、不思議な生命の営みを感じる日々です。

そんなこんなで、今年の私の活動は縮小気味になっています。
今、1つ新作の布を作っているのですが、来月くらいには発表できたらいいな・・・と。

今年はやっぱりひと味違った春の日々です。

2017-02-23 | diary

黒糖づくり

父がサトウキビを田んぼの端っこに栽培し始めてから、今年で2度目の黒糖工場訪問。

昨年も、うちのサトウキビを持ち込んで、黒糖作りをさせてもらったのに、1年経つとびっくりするほど忘れていたので、今回は覚えているうちに書き記しておこうと思います。

あの手前に束になって立てかけられているのがサトウキビ。ここ四国中央市では風が強くてサトウキビが曲がってしまうそう。

まずは、沖縄から取り寄せたというサトウキビを絞る機械で繊維とジュースに分けていく。

この繊維は粉砕して、畑の堆肥になる。今や沖縄では、この繊維でさえ食べられるように加工されていたりするそうだ。現代不足しがちな食物繊維を豊富に取れるらしい。また、加工しきれなかったサトウキビなどは動物園で(ぞうさん!)引き取られるというような話もあったり・・・。耕作放棄地を利用したサトウキビ作りは栽培も簡単で、余すところなく使えるのです。

そして絞ったサトウキビジュースを大きなお釜で煮立てていく。ちなみにだいたいサトウキビ200㎏でひと釜分。

ひたすらアクをすくい取りながら1時間沸騰し続ける。アクの色が変わってくるのが目安らしい。
ここで食用石灰を入れて、不純物を沈殿させる。(石灰の量は糖度によって変わる。糖度が高ければ少な目。ここで石灰を入れなければ、純黒糖。もちろん味は全然違うそう。)
ちなみにうちのサトウキビはなんと糖度20で、今までで最高だったらしい!わ~い!

1度ポリタンクに移し、不純物が沈殿し、砂糖が澄むのを待って、上澄みだけが隣の釜に移される。下に沈殿した不純物(アク)は取り除かれる。

そしてそして

2時間から2時間半煮詰め続ける。

もちろんアクをすくいながら!
液体がブクブクと泡になりあの木桶の部分まで沸いてくる。
最後の煮詰め具合、火の調整は見極めが命!
釜の中の火加減も職人技。
焦げてしまったら、今までの努力は水の泡となるらしい・・・。
最後の20~30分は周りに焦げつかないようにかき混ぜ続けなければならなくて、とても重労働のようでした。

そしてできた砂糖は瓶に移して冷ます。

不思議で、瓶に入れる前は水あめみたいなのに、瓶の中に入れてかき混ぜ、空気を入れることで、ザラっとした砂糖になるのだ。
まるで黄金の食べ物!
夢のような食べ物!
口に入れたらやわらかく解けて、何とも言えないおいしさ!

9時くらいから作業を初めて終えたのは4時半頃。
とてもとても大変な製糖作業ですが、やはり自分達で作った植物からこんなおいしいお砂糖ができるなんて、食べるたびに感動です。

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