遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
昨年はsun and snowとしては10周年を迎え、12月の地元での展示会とオープンアトリエにはたくさんの方々にお越しいただき、こうして皆さんに支えられているんだなぁ、、と本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
私は40代になり、sun and snowは10年となり、そして次の春には引っ越しも予定していることだし、2021年はなんだか新しいスタートの年になりそうだぞーと年末、わくわくしていたような気がするのですが・・・
はっと気がつくと、日々の忙しさに年末年始もすっとんで行ったようで、いつの間にか1月も末・・・で、現在に至ります。
そういう始まりもありますでしょ、と自分を慰め・・・少し出遅れましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
なんと言っても我が家は農家。。。お米農家なんですが、野菜も育てており、年末年始はじゃがいもニンジンの収穫&出荷に追われておりました。(現在進行形で出荷三昧!)学校給食のオーガニック化の一環で、我が家のじゃがいもは小学校にも配達しています。
農家の仕事は、百の仕事をこなすから百姓と言われるように、、なんだかなんだか、やることはとてつもなく多い気がします。そして季節に追われ天気に左右され。。。思い通りにならないこともたっくさん。私は、代々のお豆腐屋さん、とか醤油やさん、とか、家業を継ぐような、1つのことを極めた仕事にとても憧れがありました。それも、私は1つに絞れずあれもこれもやりたくなってしまい、手広く浅くやってしまうたちだから・・・。でも、きっとそんな私に農家の仕事は向いているのかもな、と最近思ったりします。淡々とした作業も体を動かすことも好きだし、こうしたら売れるかな、こんなパッケージにしたら、、とデザインを考えることも、そして何より食べることも好きだし。昨年は、我が家で収穫した材料を使ったおやつの販売も細々と始めたりしました。
こりゃ、いったい私は何屋さんになっていくのか〜と思ったりしますが、そして、人生まだまだ何があるのかわからないけれど、楽しみなものです。
ほんの少し前までは、同じような日常や1年がずっと続いていくんだと思っていたような気がします。コロナが登場し、私や両親もいい歳になり、健康を害することもあったりした昨年、つくづく普通の日常がかけがえのないものだと感じた年末年始でした。
私の日々は、3歳と1歳のこどもにすったもんだしながら、でもそんな2人に笑わせてもらい、食べることに向き合い、せっせと農作業をやりながら、、たまーに、アトリエにちょこっと顔を出しては、1歳のこうちゃんが待ってくれる時間だけ何かささっと作ったりしてみるけど、気がつけば、アトリエがぐちゃぐちゃになっているだけなので(何でも出してみちゃう・・・)すぐ後ろ髪を引かれつつアトリエを後にし、子どもたちとの日常に戻る・・・の繰り返し。
小さいことにイライラしたりするのだけれど、この何気ない日々の幸せを忘れないよう、今年も子育て+農業+テキスタイル・・・私なりのスタイルを探しつつ日々を紡いでいきたいと思います。
気づけば、もう2020年もエンディングの季節。。。
今年は本当にブログの更新さえできなかった。(でも書きたいことは山ほどあるんです。)そんなことはお構いなしに日々は流れていきますね。
さて、なんと言っても2020年と言えば!
そうなんです。sun and snowは10周年だったんです!
しばらく気づいていなかったのですが、夏ごろ、ふと自分の1番最初に作った果樹園という布を出して来たら、S+S 2010~ というロゴが押してあり・・・
ん??あれから10年が経ったんだ・・・!と気づいた次第。
私の第1歩は作家の登竜門と言われる工房からの風の出展。スウェーデンから応募し、それに合わせて帰国し、すべて初めてづくしの展示会。それから10年の月日が流れたとは・・・とても感慨深いこと。
まさかこんな世の中になっていようとは・・・誰も想像もしなかったでしょうが、世の中も、私自身も、いろんな意味で分岐点?成長点?転換期?のような気がしています。
10周年かぁ、なにか特別な制作をしたいなーと思っていたのですが、なかなか行動に移せず。急いですることでもないので、これからの10年、20年を見通して、またじっくりと制作をしていくことにしました。
皆さん、お元気でしょうか?
こうして文章を書くということは、自分の内面へ向かう事ですが、その時間がなかなか取れないというのが、現在の状況。。。
今日から一時保育が始まり、やっとここへ向かっている私。下の子が寝ている今の間がチャンス! そんな、相変わらず二人のちびっこに追われている日々です。
春になり、また綿の種を蒔く季節になったので、ワークショップはじめたいなと思っていたところに、コロナのことがあり・・・
人と人が交わり共有することで生まれるもの、時間は素晴らしいもの。それが何やらおそろしいものとして扱われているこのコロナの状況下は、少し異常で寂しくなってしまいます。それでも内へ向かう時間をとることでいろんな気づきがあり、これをきっかけに良き方向へ向かう人も大勢いるんじゃないかなぁと思ったりします。
我が家は農家。今は農繁期で育児さえほったらかしの、てんやわんやの時期です。そう、自然界では、コロナ騒ぎとは無縁に、日々ちゃくちゃくと、季節が紡がれていっているのです。マスクなど無縁の土に向かう暮らし。コロナをきっかけに農業を始める人も多いと聞きました。良きこと。
2011年の原発事故をきっかけに大きく思想や生活が変わった人は多いと思います。私もそう。コロナはその第2段かな。これを期にまた働き方、生き方を方向転換する人が多くなるんだろうな。
起こったことを受け止め、新たな1歩に変える。
アフターコロナという社会が、より自然に寄り添い、人と人を慈しみ合う世界でありますように。
あけましておめでとうございます。
と、とても遅いご挨拶となってしまいました。
今日も朝、洗濯物を干しながら、ああ、今日は午前中糸掛けをして、午後はあのデザインを終わらせて・・・なんて考えられるようになる日は、いつ来るのかな・・・と考えていたら、(何せ、私の1日は家事とちびっこ二人のお相手をしていたらあっという間に終わっているのです)
お手伝い隊の玄ちゃんが(カゴから洗濯ものをとって渡してくれるのです)
今日はたいようさんだねえ。デンデラデンデラさん(雨雲のこと)じゃなくて良かったねえ。と言う。
そんな言葉に本当にそうだ、天気が良くて今日も何よりだ!と元気をもらう。
昨年も、小さい二人を連れていると人生の先輩のような方に、子供が大きくなるのはすぐよー、今だけだからねぇ。そのうち、十分あなたの時間はやってきますからね。なんて、何も言っていないのに、言われたことがある。
昨年2人目コウヤくんが生まれた後は、ようやく、少し自分の制作欲に対してあきらめられた気がする。と言うより、あきらめざるを得ない状況。。。そして、大変なことはいっぱいだけど、それ以上にこの小さい2人がかわいくて、なんだか面白くなってきたということもあるのかな。
そんなこんなで、いつも新年を迎えると、「よおし、今年はこんなことをやるぞー」と意気込むところなのですが、どうも今年はバタバタした毎日のせいか、ふつうに日々が巡り、何の気負いもなく新年を迎えてしまったような感じです。
私が出産したのは9月で、それ以降は、ほとんど家にいて子供中心の毎日。そうすると、とーんとしばらく社会から取り残されているような、気になってしまうのです。昨年は、アトリエでのワークショップをはじめ、いろいろな方にお越しいただき、とても嬉しい一歩を踏み出したところだったのに、そんなことまで遠い昔の出来事のように思えてしまったり・・・。
でもやっぱり新年だから、少しわくわく計画を練りたいと思います。
遅れ馳せながらですが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
9月10日、無事その時を迎え、元気な男の子を出産しました。
2人目なので、いろいろ、ああ、こんなだったなーと懐かしく思いながら迎えた、新しい小さい人との生活。やっぱり寝不足の辛さは、変わりませんが、あっという間に1ヶ月半が過ぎました。
ついこの間玄ちゃんが生まれて私の母業がスタートした気がするけれど、はや2年以上経ったようです。振り返ればあっという間なのだけど・・・
でもそんなこと忘れて、目の前のことについイライラしたりしてしまったり、あれもこれもしたいのに、できなかった・・・と気がめいってしまったり・・・。
今だけのこの小さい二人との日々を愛おしまなくては、、ね。
当たり前だけど、玄ちゃんとは全然別の人間。君はいったい何者なの?と対面してまだまもない存在をつくづく不思議だなぁと眺めています。
さて、弟の登場により、赤ちゃん返りをした玄ちゃん。
だけれど、成長も著しい玄ちゃんです。お手伝いが大好きで、本当にお手伝いをしている時が一番いきいきしているのです。
実家の稲刈り。昨年は周りで遊んでいるだけだったのに、今年はなんとお手伝いの戦力に。ちょっと前まで、手のかかるお手伝いさんだったはずだけれど、ここ最近は本当に助かることが多くなって、この小さなお手伝いさんにちょっと感動したりします。
そして、ブーブーをこよなく愛する玄さんです。
まだ始まったばかりの4人家族
これから日々を重ねていって家族になるんだなぁと思うと楽しみです。
2歳になったばかりの息子、玄ちゃん。
「あんよが冷えるけんこれ(ズボン)履いとこわいー」(足が冷えるから、ズボン履いておくねの意味)
イヤイヤ期真っ盛りでズボンなんてなかなか履いてくれないのに、お気に入りのズボンを見つけ、上記のセリフと共にズボンを履いているのが、おかしくて、つい写真を撮ってしまった。
ここに置いとこわいー(ここに置いておくねの意味)
ピーマン取ろわいー(ピーマン取るねの意味)
普段何気なーく使っている方言。自分達が使っている言葉なんて、気にも留めたことないけれど、玄ちゃんが「わい」を使うと、毎度ギョッとしてしまう。
「手伝おうか?」(私)「かまんー」(玄ちゃん)
なんでだろ、今まで「いやっ」とか簡単な言葉しか使っていなかったはずなのに、「かまん」とか言われると、ズルっとずっこけてしまう。
いつの間にか言葉が達者になっていた玄ちゃん。だけどオール私達の話し方コピーなんだから、参ってしまう。
2歳。小さい人の進化に目を見張ると共に、たまに大人のように思える時もあったりして、私はこのスポンジのような人の前で、ちゃんとした人間でいられているのだろうか・・・といつも試されているような気になってしまう。