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diary
2014-05-29 | diary

春のこと1

春を迎えて、春の陽気に浮かれていたはずなのに、いつの間にか、春に追われて初夏へ突入してしまった。

春ってば、忙しい。

山菜採りも逃せないし、畑に種を蒔くのだって、忘れちゃいけない。新しい図案だって仕上げたかったし・・・

ということで、春のお便りはすっかり抜け落ちてしまった。

今さらですが、春のことを少し書いておこうと思います。

今年初めて山で発見したミスミ草。別名雪割草。

落ち葉やどんぐりのベッドから出てきた小さい可憐な花の佇まいは、かわいすぎて、きゅんっとなってしまう。

そこを通った時に見かけたカメラコゾウのおじちゃん達をすごいなあ・・・なんて見ていた私は、その後、いつの間にかカメラコゾウ顔負けに、地面に向かってバシバシ撮っていた。

まだ山菜も生えていない山で見つけたのは、立ち枯れている植物達。

ドライブーケ。この立ち枯れている植物の姿にとても魅せられる。植物がどのような形になって、種をつけるのかを知らなければ、これだけを見て、生きている時の姿は想像しにくい。別の造形物になっている。

自然の造形物にはとうていかなわないなって思う。

これ以上のものはないから、何も作る必要なんてないなぁなんて、思いながらも、この脆く朽ちて行く造形美を捉えたくて、写真を撮ったり、絵を描いたり、何かを創作したりするのだなあとも思う。

その形は、それだけで、アクセサリーのよう。

初春に見つけた冬の落し物に、夢中です。

2014-03-22 | diary

つながり

田舎に住んでいるために、仕入れなどはほぼネットやメールで行っている私。

しかし先月末、いろいろ必要なものが重なったので、関西方面の布屋さんや糸屋さん、染料屋さんに買い出しに出かけた。

探しているものや、作りたいものをリストアップして、いつもはメールや電話でのやりとりをしているところに足を運んだ。

そこには、ネット上に載りきれない情報がたくさん!それに、会話を通して、いろんな可能性が広がっていく。

布屋さんは、やはりとても布好きな方々が営まれていて、それを知っただけで、とてもうれしくなった。

つい、便利なネットのせいで、顔の見えないやりとりが普通になっていたけれど、つくづく人とのつながりがこんなにも楽しく、そして物事がこんなに簡単に運ぶのかと、気づかされた仕入れの旅だった。

作ることを通して、たくさんの人とつながっていけたらいいなと改めて思った。

 

そうそう、もう1つ。

友人のつながりで、鳥取米子のお店で開催されている「春の食卓展」にクロス類をお送りしました。

鳥取の米子のお店にちょこんと私のクロスが置かれてあると思うと、フフフとなります。

春の色。(愛媛です)

色と同じくらい、花の匂いにクラクラ・・・

 

 

 

 

 

2014-03-11 | diary

園芸1年生

園芸家っていうものに、憧れている。

つい買ってしまった苗や種をどこへでも植えるのではなく、ちゃんと計画を持って庭づくり、畑づくりができたらいいなあと考えるのだけれど、とりあえずどこへでも植えている私。

まだまだ、である。

さて、冬を越え春の気配を感じはじめた先月のある日、久しぶりの再会があった。

昨年植えていたニオイスミレさん。

ああ、生きていたのねと、うれしくなる。

上は立ち枯れているから、すっかり枯れてしまったと思っていたら、下から新しい新芽が出てきている!

これはダン菊。

これはレモンバーム。

冬の間、地上部は枯れていても、ちゃんと土の中で生きていて、あたたかくなった頃、太陽を目指して顔を出す。

1つ1つの植物のサイクルが頭に入っていない私にとっては、モリモリ出てきている新芽との再会は嬉しい発見。

こちらは春の味覚、フキノトウさん。今年は、足の置き場がないくらい、芽が出ている!

1日1日春の知らせが増えていく。

そういえば、なぜ春と秋に咲く花が多いか知っています?

この話しはラジオで聞いた話だけれど、植物は暑い夏、寒い冬をどうにかやり過ごさなければならない。だから、暑さに弱いものが秋に花を咲かせ、種の状態で冬を乗り切る。その反対で、寒さに弱いものが春に花を咲かせ、種の状態で夏を乗り切るんだそう。

種の状態で厳しい季節を乗り越えるには、春と秋にちゃんと花を咲かせなくちゃいけない。じゃ、どうして植物はその時期を知っているのか・・・

それは、植物達は、夜の長さを計っている!

これについてはちゃんと証明されているらしい。夏至の頃、陽が長くなり、夜が一番短い。冬至はその反対。夏至や冬至後2カ月で、だいたい1番暑いor寒い時期が来ることを知っているんだそう。植物はそれぞれに夜の長さを計っていて、植物によって開花期は異なる。

畑に一斉に黄色い花が咲き始めた今日この頃。

水菜の菜の花。冬中、切っては新芽が生えを繰り返し、重宝した水菜だが、急に花をつけはじめた。小松菜や白菜の真ん中にも黄色い菜の花がちょこんといる。春菊もルッコラも・・・

あ~みんなで計ったように花をつけ、種になる準備をしてるんだなーとあの話を思い出し、ほうーと納得する園芸1年生の春である。

 

 

 

 

 

 

 

 

2014-03-11 | about works, diary

ベイビーデイズ

ここ最近、ベイビー用品を頼まれることがあった。

1つはガーゼケット。

くるんだり、掛け布団にしたり、プレイスマットとして敷いたり・・・

両面2重ガーゼで薄い中綿が入ったキルト仕立て。

ところどころ幾何柄に沿ってミシンキルトをしてみた。

そして、もう1つは、ベイビースタイ。

赤ちゃんのものを作っているだけで、ふんわりやさしい気持ちになる。

小さい体を想像しては、目を細めてしまう私もいい年になってしまったんだなあとしみじみ・・・。

つい赤ちゃんものを、もっと作りたくなる衝動に駆られる私でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

2014-02-18 | diary

八朔ちゃん

1月末に八朔の収穫をした。

祖父も高齢になり、ほとんどこの八朔のなっている山へは出て行けれなくなってしまった。

昨年は一緒に収穫に行ったのにな。

たった1年だけれど、着実に、祖父の老いも進んでいる。気づかないようで、もちろん同じように私も老いているし、そしてこの八朔の木々だって昨年とはちがう。

昨年いっぱい実をつけた大木が、数えるほどしか実をつけていなかったり、たくさん実をつけた木が実を成らせたまま根元から倒れていたり・・・。

いつまでもあるわけではない、この恵みに感謝をしつつ、今年も収穫しました。

家族だけでは、食べきれないので、ピイスフウドの方で販売しております。こちら

 

 

 

 

 

 

2014-02-03 | about works, diary

小さくて大きいプリント

ここ最近、sun and snowとしてのデビュー作とも言える、ka-ju-en(果樹園)という柄を再版し、プリントしていた。

スウェーデンで制作したものだったので、これを日本でプリントするのは初めて。

そして、小さい版を使うのはとても手間がかかるので、この時に少し懲りたのか、なんとなく、その後はわりと大きい版を使うことが多くなっていた。

まずは1版目。このように交互に1つおきに刷っていく。

乾いたら、またその間を埋めていく。

うちの台が2.5mなので、このサイズの版だと横に4回縦に7回置ける。すなわち、1色につき、28回。3色なので、合計84回刷る。

そして、1色刷るのに、2回に分けるので、合計6回、その間の乾燥時間を見ると2,3日がかりだ。

1回でも失敗すると大変なので、始める前は自然と気が引きしまる。

2色目の前半。

2色目後半が終わったとこ。朝日がまぶしい。

3色目前半を刷ったところ。

効率の良い順番を考えたり、刷り具合を均一にするように気をつけたり、送りが間違わないよう、インクが飛び散ってしまわないよう・・・緊張する時間である。

そしてひとテーブル分刷り終わると、ほっとする。

小さいプリントも、こんなに大きくなる。

そういえば、

「repetition・リピテーション」

ていうものに、はまったのは大学の頃。

この永遠に続いていく世界になぜか惹きこまれて、布を作るようになっていた。

時間はかかるけれど、私の体と私の小さな作業場には、ぴったりの版のサイズだなと愛着が湧いてきた。

そして、この小さなリピテーションの布を刷ることで、初心に返ることができた気がする。

 

 

 

 

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