2012-01-13
羊セラピー
スウェーデンからうちのお米を送ってほしいと頼まれ、それじゃあその代わりにと、羊の毛を送ってもらった。物々交換というわけである。
まだ刈りたての羊の毛は、雪のせいなのかおしっこなのかじっとりと濡れている。
だけどその匂いとクルクルした毛は愛らしく、なつかしい思いでいっぱいになった。
毛をほぐし、ゴミを除き、洗う作業はやっぱり重労働だけれど、それでも茶色だったクリクリ毛がきれいになり、まっ白やきれいなグレー色が現れると単純にうれしくなる。
庭に均一に広げて乾かす。クリクリ毛をほぐしていると毛にからまった小さな草の実を見つけた。スウェーデンの1風景が切り取られてやってきたみたいで、この羊が遊んでいた野原を思うとふっとおかしく思った。
ツヤのある長い毛並みがうれしくて、しばらく毛をフワフワ触っていた。ふっと日常から離れたような、穏やかな時間で、すっかりこの羊さん達に癒されてしまった。
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