2011-04-21
渡り鳥と共にやってきた春
1週間春のヨーテボリで過ごし ここウメオに帰ってくると うれしくもほとんどの雪が解けていた。
こんなにたくさんの雪がいつか解けるなんてうそだ・・・と思っていた日々も終わりです。
そしてその大量の雪は 解けて
畑の中に湖をつくっていた。
そして、渡り鳥たちでおおにぎわい。
最近また図書館で見つけて読んだ‘ニルスのふしぎな冒険’ を思い出した。
実際の地方に基づいていて、しかも鳥たちの目線で繰り広げられる冒険に 知っている地名もたくさんでてくることも手伝って、のめりこんで読んでしまった。
そして、その後 馬のいる牧場の上を少し低く飛んでいく渡り鳥の群れを見ると あ、また馬たちをからかって飛んでいくよ、と思ったりしてしまう。
さて、この雪がつくった湖の上で羽をやすめている渡り鳥たちを見にいこうと近づいていったのだが・・・
鳥たちは私に気づくと、ガアガアと鳴き叫ぶ。
人間だ 人間だ 人間が来るぞ と言われているようである。
私が近づく前に飛び去ってしまうので、全く近くで見物することができない。 人間に餌をもらって過ごしている鳥たちとは違って、人間に対して警戒心が強いようで、ああ、この厳しい大自然を旅してきたアッカ達のような鳥なんだなと思った。(アッカとはニルスと一緒に旅をしていたガンの隊長)
そしてまだ少し湿った足元を見ると なんと
春一番を見つけてしまった!
やっぱり やっぱり 春1番は黄色い花だった!
しかし、南のエーランド島に咲いていた春1番の黄色い花とは姿が違うが、日本で言う福寿草である。
待ち焦がれた春の花に出会った記念すべき日である。
足元には小さな生命が芽吹きはじめていた。 力強い凝縮されたような色から 生命力を感じる。
春なのです。
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