2011-04-20
craft for craft
タイ人の親友ソムちゃんの卒業制作展&プレゼンを見に ヨーテボリへ1週間ほど行っていた。
とても素晴らしい作品とプレゼンだった。
craft for craft
現代人が失いがちなものをクラフト/テキスタイルを通じて補っていく。目に見えるものではなく内面的な部分でだ。手を動かすこと、ものづくり、また素材や色に触れることで 生まれるもの。 出来が良いとかあまり良くないとかは関係なく、ただそうする行為に意味がある。そして人と共にその時間やものを共有することで生まれるものも このプロジェクトの目的の1つだ。 言葉ではっきり何とは言えない内面的なことを 数々のワークショップを経て このような形で表した彼女に 感服である。
作品の中には スウェーデンのワラ細工の材料をタイの伝統飾り‘トゥン’にした モビールが。これらはワークショップで作られたもの。
それをぐるりと巻いている布は 数々のワークショップのドキュメンタリーを刺繍やプリントで表している。
時間を想像すると気が遠くなりそうなほど・・・刺繍の数々・・・
裏側。色のついている布はすべて植物染め。そして小さな布がツギハギされているのもすべて 手縫いだった。
私にとっても 大震災を経て 何ができるか考えてみた時、やはりモノづくりを通じて人と関わっていくことだった。
なので、彼女のプロジェクトにはとても共感した。
彼女の作品のホームページ http://www.wix.com/jthitiphong/craftforcraft#! この中のvideoの画像も必見です。
この日は 作品すべてのエネルギーが 私を包み、とても満たされた気持ちになったのでした。
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