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2017-08-15

その後の日々

1カ月なんてあっという間に過ぎていた。毎日書いていた日記も真っ白だけど、同じく頭の中の記憶も真っ白みたい。

久々に外へ出たら、夏の日差しにクラクラする。そして、想像以上に外は草むらだった。収穫しそこなったリネンも、花の咲く前だった棉も、みな草に埋もれて見えない。

草ボーボーは毎年の事のような気もするけど、今年はもうあきらめるしかない…

私の産後。

妊婦も出産も子育ても、自分が経験してみないと、全く未知の世界だった。きっとそれぞれ、同じではないにしろ、こんな大変な事だったのか・・・と(もちろん、大変な事だけではないのだけれど)世の中すべての母親に頭が上がらない思いである。
自分の身の回りのこと、家事、赤ちゃんのお世話だけで、1日がとぶように過ぎていく。むしろ、自分のことなんて後回し。
最初はどうやって、自分の時間が持てるのだろう・・・と逆立ちして考えたって余裕が見つかるように思えないくらいだったけれど、本当に本当に少しずつ、(今、パソコンに向かっていられるように)日々のやりくりにも慣れてきたかな。

朝いつも、赤ちゃんが寝てくれている間の時間をいかにフル活用するか・・・と、気合いを入れて起きる。ふと、前にアルバイトをしていた時に、主婦の方の身のこなしにさすがだなあ・・・といつも感心していたことを思い出した。(その方は4人の子持ちでした)
ああ、きっと本当に限られた時間の中でたくさんのことをこなさなきゃいけない、主婦って・・・なんとなく一人の時間をのうのうと使っていた私との違いをようやく理解した気がする。

ほにゃっとやわらかく、かわいい赤ちゃん。

が、延々と泣き、寝ないモードに入ると怪獣のような、恐ろしいもののように思え、ようやく寝た・・・と思うとすぐ起きてしまう、まるで時限爆弾のように。
そんな時は、もうへとへと。

でも次の日起きて、スヤスヤ寝てる顔を見ると、ああ、なんてかわいい・・・と前の日の疲れも取れるから不思議。

この世に生まれて1ヶ月。母になって1ヶ月。二人で、まあまあがんばってるんじゃないかなあ・・・と称え合ってみる。

それでも、自分の時間もなく、家にこもりっきりで誰にも会わない日々は、やっぱり精神的にまいってしまう。
1ヶ月も過ぎ、少しずつ外の世界にも慣れていかなきゃいけないので、夕方の散歩を始めました。

眩しい外の世界に目を細めながら、何事も一歩ずつ…ね、と言い聞かせる私です。


お休みしていたネットショップ、再開しました☆

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