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2008-10-10

trasmatta

一番最初の織りの授業ではスウェーデンでは伝統的な裂き織りのマットを作りました。
昔からスウェーデンではボロボロになって着られなくなった服をこの裂き織りのマットにしていたようです。先生に見せてもらったマットも、ここの布はお母さんのパジャマ、ここの布はお父さんのジーンズというように、とてもパーソナルな特別なもののようでした。
私たちの授業においては学校にもうすでにある素材と、自分の欲しい色がない場合は自分で布を染めて裂き素材を用意したのですが、この授業のプロセスはとてもユニークだったので少し紹介します。

まず、最初の日に包みを渡され、そこには色鉛筆とメモとノートが入っていました。
メモに従い、gardenに行って自分の場所を探し、そこでまずスケッチ。におい、フィーリング、音もスケッチし、そこにある色を集めてチャートを作りました。次は3色の染料しか使ってはいけなかったのですが、いろいろな技法を(フロッタージュやドロッピング、ぼかしなど)用いて紙にいろいろなストライプを作りました。次にその素材を用いてある指定された大きさのストライプをコラージュしました。そこで、ようやくはじめてそれがマットになるということを知ったのです。

私は必然的に緑のマットを作ることになったのですが、なるべくいろんな緑を用いたかったので何度も染めました。
すべてはgardenからはじまったものなので、最後はそこの場所にマットを運び写真をとりました。私の場所はハーブガーデンの中のFankalという名前のハーブのところです。

スケッチからはじまり、織りと染めのノウハウ、布を裂いて織りあがるまでに(2.8m)1か月近くかかりましたがとても思い出深いマットになりました。
私のマットの名前は “sunshine ”です。

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