制作をしている中で、私が最も好きな瞬間がある。
シルクスクリーンだと、版を重ねて刷り、色と色が重なり、新しい色が現れた瞬間。
染色だと、水に溶け出した色がその素材に染めついた瞬間。
それはもう、私が何かをしているわけではなく、まさしく魔法のようなものだ。
それが見たくて、作ることはやめられないのかもしれないなと思う。
さて、1月は毎日捺染作業をしていた。
なので、久々の染色作業は妙に新鮮で楽しい。
朝、まだ出始めた若いヨモギの新芽を取りに出かける。


煮出すと草餅のような匂いがたちこめ、それだけで幸せな気分になるヨモギ。

手前はとても良く染まった枇杷染め。
後方が淡い色のヨモギ。
自然の作る色にはやはり叶わないなあと思うのでした。
気分は春でも、まだまだ冷えます。
1日中こもって制作をしていると、今日がどんな天気だったかもわからなくなることがあるのですが、私のちょっとした気分転換は、家の庭の散策。
寒いけれどお天気の日、足元を見渡すと、春の兆しが。

いつの間にか出ていた水仙の葉っぱ!

まさかねえ、と思っていつものフキノトウが出現する場所へ行ってみると、いました!
やはりもうスタンバッてました。

日々同じように暮らしているようでも、外はこんなにも変化している。
春のエネルギーを吸ってまた制作へと向かう私の1日です。


日本橋三越にて催されるヒナタノオトさんの企画、「百花展」に参加します。
2015年2月18日(水)~2月23日(月):前期
2月25日(水)~3月3日(火):後期
日本橋三越本店 本館5階スペース#5・リビングステージ
10:00~19:00
私は前期日程に参加します。
初日の18日(水)21日(土)は終日、20日(金)は午後会場にいます。
一足早い、春の装いものを見にぜひお立ち寄り下さい。
2月にあるイベントへ向けて、新年からプリント三昧の日々。
テーマは花。
年末は、クリスマスや年末の空気を排除し、頭の中はすっかり春の気分で新柄を2柄制作した。
そのせいか、新年が明けるとすっかり気分は春になっていた。
冬よ、いづこへ・・・
土手には菜の花が咲き、庭にもタンポポの元気な姿が。
昨年植えていた球根植物も顔を出し、思ったより早い再会に驚いてしまった。

ひと足先に春気分になっていた私は、あまり味わわなかった冬に後ろめたさを感じつつも、日々春の色をプリント中。
今年は七草粥を作った。
そういえば、自分で七草を取って作ったのは初めてだった。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ
庭(畑)に出たら、全部揃った!

宝探しのように、小さな春の草を探し、そしてちゃんと7つ揃ったことが誇らしくなる。
無病息災を願いつつ小さな春の恵みを丸ごといただく。
どの草がどの味かは、よくわからなかったけれど、ほろ苦く、まさしく早春の味だった。
新年明けましておめでとうございます。
毎年こうして、まっさらな気持ちで新しい年への期待や野望を抱き、スタートできるので、新年はいいなあと思う。

もう少しブログの更新もがんばりたい2015年・・・。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!
年明け大三島にある大山祇神社へ初詣へ行った。

参道がとても広く周りには木が生い茂っている。
ここには日本最古の楠木の原始林があるのだそう。
2600歳の木なんかは、もはや木ではないような存在感。
はるか昔からここで佇むその存在を思うと、圧倒されてしまう。


これは奥の院へ行く途中にある、生樹の門(文字通り生きている樹の門!)

近づくとこうなってます。ここを通って奥の院へ。
この木のそばで流れた何千年という時に思いを馳せつつ、2015年の空気をかみしめた新年のはじまりでした。