2017-08-26
あずき
1ヵ月半過ぎると、赤ちゃんは急に笑ったり、ご機嫌で起きてる時間が増えてきた。そうしたら、そんなに気合いを入れなくても、日々のことを難なくこなせるようになり、何か違うことをする時間がちょっぴり増え、私の気持ちにも少しゆとりができてきた。
そんな私のちょっとした息抜きは小豆を炊くこと。
黒糖で炊いてみたり、少し甘味を控えて、ちょっぴり塩分をきかせてみたり、その時の気分で。
食べ方も、たいていはそのままぱくぱく食べちゃうんだけど、ココナッツミルクのソースでチェー(ベトナム風おしるこ)にしてみたり、小豆トーストにしてみたり…
とにかく飽きもせず、おやつは小豆のこの頃。
小豆を炊いていると、以前見た「あん」という映画を思い出す。その中で、人はこの世界を聞いたり見たりするために生まれてきた、という言葉が出てくるのだけど、とても心に残るシーンだった。人の役に立たなくちゃいけない、何のために生まれてきたのか…とか、意味を求めがちだけど、この言葉は誰もを真に肯定していて、なんかハッとしたのを覚えている。
生まれたばかりの赤ちゃん、この世界がどんなに聞こえ、見えているのか。
私の生活のリズムは赤ちゃんがやってくる前と今では一変したけれど、私も新たな目で耳でこの世界を聞いて、見て過ごせたらな…と思う。
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