toggle
2014-01-13

お気に入り – 6 –

この冬、我が家に登場した救世主

火鉢!

これでじんわり部屋の中があったかい。

今までの生活の中に火を身近に扱うことは、ガスコンロくらいだった。

スウェーデンで暖炉をたいていた時も、やはり家の中で火をつける行為にずっとドキドキしていた。

ムーミンのお話の中に、正確には覚えていないけれど、マッチを手にする人には、いつも正しく扱う責任があるんだっていう風な内容の文章が出て来た。私はそれ以来、いつもマッチを手にするたびに思い出すようにしている。

火鉢も、ちっちゃな日本版暖炉である。

炭に火をつけ、火鉢にうつす。パチパチという音。柔らかいあたたかさ。

最初同じように家の中にある小さな火にドキドキしたけれど、今となっては、扱いにも慣れ、私の日常の風景となった。

あたたかいだけではなく、お湯も沸くし、餅や焼き芋を焼いたり、豆やお茶を煎ったりもできるし・・・

何より、火に癒されるような気がする。

炭火で沸かすお湯は不思議と味までまろやか。

火のある暮らしが、こんなにも豊かだったとは、知らなかった。

関連記事