伊予柑の布
2013年になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末にぷらりと近くの島へ行ってみました。瀬戸内海に浮かぶ島々はみかんの島。
島へ渡ってみると、さっそく広がるミカン畑。
なんてかわいらしい景色!
何があるわけでもない、ただただみかん畑が広がる島でした。
みかん畑の向こうに広がるのは穏やかな瀬戸内海。
何もないけれど、満たされた時間の流れがそこにはありました。
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新しく布を作りました。
えひめの伊予柑柄(写真は綿布)
以前、スウェーデンから一時帰国した冬、愛媛に広がるみかん畑の景色にとても感動し、えひめシリーズとしてみかん柄と伊予柑柄を制作していました。
本当は瀬戸内海の穏やかな雰囲気もどうにか入れたかったのですが、小さな版しか持ってなくて、その時は伊予柑だけの柄を制作しました。
そして今回は新しい試みとして、職人さんにお願いして大きな生地巾もある版で制作したのです。瀬戸内海に浮かぶ小さな島も加えて描き直しました。
職人さんにお願いする時、まず色サンプルを染めてもらいます。
ドキドキしながら届いた包みを開けたら、穏やかな瀬戸内の海にかわいい伊予柑3色が実っていて、とてもうれしくなりました。(写真は届いた麻布の見本)
布屋さんから布を買って、捺染工場へ送られ、職人さんが手捺染し、また整理屋さんに送られ仕上げられ、私の手元へとやってきた布。自分で捺染する時も版を通して生まれてくる色と模様に心躍るけれど、このようにクルクルと延々と続く反物になった布を見るのは、本当に感動でした。
この布づくりを受けて下さった捺染工場の方々に、感謝です。
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ホームページのshopページを再開いたしました。
そして、この伊予柑柄も販売しております。