toggle
2009-08-09

世界の中の日本

 私は今、スウェーデンのヨーテボリという都市の近くのtjörnという島にて、3週間のスウェーデン語学校に参加している。
参加している生徒は年齢も国も様々で、まさにリトルワールド。
ドイツ、イギリス、アメリカ、カナダ、イタリア、フィンランド、ロシア、ウクライナ、ルーマニア、ハンガリー、リトアニア、ポーランド、中国、タイ、アンドラ、モザンビーク・・・
最後のこの2つ。
私は、世界地図のどこに位置するか、見当がつかなかった。情けない。
この多種多様な人達がそれぞれの理由でスウェーデン語を学んでいる。
そしてスウェーデン語でコミュニケーションをしている。
何の隔たりもない違う国に住む人々とのコミュニケーションに、言葉はすばらしい!と改めて思った。
私が日本から来たと聞くと、それぞれの知っている日本を問いかけてくれる。
あー私金城武が大好きなの! とドイツからの女の子。
紙にきれいな漢字で ‘失楽園 渡辺淳一’ と書いて私これが好きなの! と中国からの女の子。
山登り途中に、日本と言えばマウントフジだね!とベラルーシからの男の子。
ぼくのお母さんは、ぼくの友達の名前はさっぱり覚えてないくせに、お相撲さんの名前はほとんど知ってるんだよ。 高見盛!白鵬!琴欧洲!朝青龍!・・・・ とハンガリーからの男の子。
あの女子高生のミニスカートとルーズソックスが大好き!と別のハンガリーからの男の子。
そして、日本が大好きっ とモザンビークからの男の子。
目をキラキラ輝かせて
ご飯はあの棒みたいなのを使って食べるの?今度やって見せてくれる?
ご飯を食べるのは床で食べるの?
いつか行ってみたいな~
と言う。 
モザンビークの人達は日本が大好きなんだという。まるで別世界なのだそうだ。とっても遠いところ。
どうして日本が好きなのかと聞くと、日本の映画がたくさんあって、それを見るからに、とってもステキなところらしい。想像するだけでワクワクするのだそうだ。
小さな島国、にっぽん。
世界における存在感はどこの国にも負けておりません。
誰もが興味津々の日本。
どうかそんな世界の人々の期待を裏切らない‘日本’であってほしいと心から願う。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です