2014-01-21
ビワの葉染め
いつも12月くらいに父がビワの木の剪定をする。
なので、たくさんあるビワの葉で染め放題!
この時期のビワの葉は花を咲かせる前なので、たくさん色素を持っている。
以前なーんにも知らないで、ビワの葉で染めをした時、色素をほとんど抽出できなかったことがある。
それは、実がなって終わった後の葉っぱだったのだ。
花を咲かせ、実を実らせるエネルギーをいっぱい含んだ葉っぱや幹だから、色が抽出できるんだってことをその時、改めて実感した。
植物の命を移し取るような植物染めは、だからあんなに味わい深い色であたたかさを感じる色が染められるんだなあと思う。
ビワ茶の匂い!たくさんあるのをいいことに、鍋いっぱいの葉っぱを煮出す。
植物染めでは、綿は染まりにくいのだけれど、以前、薄い布ならビワの葉は十分染められたので、今回もいろんな素材を投入。
待ち時間は、びわの葉をちょきちょき切って乾燥し、お茶づくり。
ビワの葉抽出2番だしはとても濃く染まりびっくり。
2番だし、まだまだ染められる・・・それでは、3番だしも、4番だしもいける・・・
と毎日炊いてしまう私。何番だしを使うかで、色味も微妙に変化し、そして素材が違えば、色はさまざま。
やさしい色に囲まれてほれぼれしている。
ビワの葉は効能もさることながら、煮出せば煮出すほどに抽出される内に秘めているこの色素(生命力)の強さにすごい植物だなぁと頼もしく思った。
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