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2013-11-07

ワイルドアニマル

最近の私は庭に出ては、あるものを探している。

それは、アナグマさん。

一時、毎日のように、庭の柿を食べに来ていたアナグマさん。

最初、猫、いやタヌキか!と思い、見ていると、柿に目がくらんで人間に全く気づかないちょっぴりおとぼけなアナグマさんだった。

思わぬ動物との遭遇に、家族一同大興奮。ハクビシンだと目の敵にしていたのに、ちょいと珍しいアナグマさんとなると、皆、ほほえましく柿の食べっぷりを見ている。

ちょっと歩けばびゅんびゅん車が走っているのに、どんなところに生息しているんだろう・・・

ジブリの平成狸合戦ぽんぽこを思い出し、ちょっと切なく思った。

さて、この間友人が遊びに来ていたので、皿が峯へ行った。

紅葉どころか、眩しいグリーンだった。

でも、赤い実や、どんぐりなどの秋の拾いものがたくさんあり、この時期の山歩きは楽しい。

そして、この時期はリンドウの花が咲いている。

そして、竜神平を歩き、笹が茂る道を歩いていると、近くの茂みで、ガサガサっという物音と共に、茶色い塊が2つ、猛スピードで駆け降りて行った。ウリボーだ。ちょうど頂上で出会った女の人に、猪の子供の近くには必ず母親がいるという話しを聞いたばかりだった。・・・まさか・・・と思い前方を見てみると、微動だにせず、耳をピンっと立て、こちらの様子をうかがっている母親がいるではありませんか!

もう、熊に出会ったくらいの胸の高鳴り。

絶体絶命・・・。何しろ進行方向に母親がいるので、そちらへ向かうのは危険すぎる。熊避けの鈴を思い出し、鈴も何も持っていなかった私達は、リンリン言いながら、道のないナナメ方向へ、笹をかき分けかき分け進んだ。リンリン言うのは、後から考えたら意味があったかどうか不明だけれど、リンリン言うことで恐怖を紛わせていたようにも思う。

無事登山道に戻ったが、しばらく胸の高鳴りが治まらなかった。

ここは家からわりと気軽に来れる場所で、ブナの原生林があり、季節の植物が楽しめる場所。だけれどこんな体験までできるとは・・・

なんだか最近獣づいている気がする・・・

 

 

 

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