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2011-12-20

秋と冬の間の日々

少しパソコンへ向かうのもお休みしてしまって、お久しぶりのブログになってしまいました。

秋の散歩

サネカズラの実がかわいい。歩いていたら足元ではじける音がするので見てみると丸い種みたいなのがゴロゴロ落ちている。はじける触感が楽しくてぱちぱち踏んでいたら、それはなんとお茶の実なのだそう。これがお茶の花。

私達の生活に絶えず登場するお茶。でもその花なんて、私見たのはじめてかもしれない。

少し肌寒くも、スウェーデンの冬の暗闇を思えばこの日差しがありがたいーと心から思う。

そしてこのシーズンはカズラ採り!去年に引き続き八釜へ出かけた。

赤い実って種類がいっぱいあるけど、やっぱりかわいい。

冬イチゴがいっぱいなっていて、この季節に来たら小さな小ビンにジャムができるくらいは摘めるかもしれない。

コケもいろんな種類があって、中でもこのフサフサ柔らかそうなコケが魅力的。

この日は1dayワークショップで、友人夫妻も一緒にカズラ採り。

カズラを探す手掛かりはカズラの葉っぱ。杉の木。そして水辺。

ツヤっとした立派なカズラのツルを見つけた時は宝を探し当てたかのような幸福感である。夢中でツルを辿って行っているとつい降りるのが困難な場所まで来ていたりする。足元を確認しながらも目は石、木の根っこ、落ち葉などの隙間すみずみを忙しく追っている。

時期が良かったのか、去年来た時よりとてもいい材料を手に入れることができ、皆満足。

木々を抜け河原が顔を出すと石のスケールの大きさに感嘆する。そして水の透き通るブルーグリーン色は本当にきれいな色。八釜を形作る激しい水流のすぐそばにあるのに、ここはとても静かなのだ。

美しい水や滝のせいか、気分もスッキリ浄化された。

自然に囲まれた時間を過ごし、少し自然の恵みもいただき、そしてそれらを使って日々使うものを作る。昔なら当たり前のことだったかもしれないけれど、やっぱり幸せに感じずにはいられない。

この大きなカゴは夜なべして作った。底が広いといろいろ入るのでとても便利。

このグリーンは今回の八釜で採ってきたばかりのつややかなツルで編んだ。(本当は一度乾かしてから作る)

自然からのいただきもので作るのは楽しくて、そしてさらに愛着があっていい。

秋と冬の間の平和な日々です。

 

 

 

 

 

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