森の布
今森をテーマに布を作っている。
以前ブログで 「もうひとつのsとの出会い」(2009年8月8日)というタイトルで森について書いた。その頃からスウェーデンでの暮らしを通して、私の中で「森」というテーマが広がっていったように思う。(ちなみに、その時ブログでは書いていなかったのだが、もうひとつのsというのは、私の活動名にもなっている太陽のsun 、雪のsnow、 そしてスウェーデン語で森という言葉のskogenだ。その頃、私が集めているキーワードは3つでsから始まるものだったので、sun とsnow、そしてもうひとつのsとの出会いを待っていたのだ。)
森の中では私も鳥やリスのように自然の1部となる。
あ、あの鳥は何かをくわえている。
キノコ発見!木の実も! ここにはベリーがたくさんなっている。
この大きな葉っぱは何の葉っぱだろう。 あ、ここにも何かの実が落ちている。
この花見たことない。
ここは木のいいにおいがする。あ、鳥の巣箱だ。
この苔かわいい。
ついキョロキョロとリスのようになっている。
そんなあふれるほどの森のディテール:情報を布にも閉じ込めてみた。
私達は家の中で生活をし、車や電車で移動したりしながら街で暮らしているけれど、この地球っていう大自然の中に生活していることには変わりはない。見えにくくなっているけれども、外には昆虫や鳥、動物達が織り成す生態系があり、土から植物や野菜を育て、天気に左右されながらも自然の恩恵を受け、生きているのだ。
その原点を「森」という世界に見出したのが今回のテーマである。(*9月10日(土)からgalleryらふとさんでの展示会に参加いたします。)
しかし、近頃いろいろな分野で「森」というテーマをよく耳にするような気がする。
今のような時代、やはり自然回帰、自然と共にある生活が見直されつつあるのかなと思ったりするこの頃です。
北欧・染め織りのある暮らし
9月10日(土)・11日(日)・16日(金)・17日(土)・18日(日)11:00~18:00
gallery らふと 〒272-0015 千葉県市川市鬼高1-1-1 ニッケ鎮守の杜
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