2011-06-21
いいとこ紹介
父の日の日曜日、雨の中霧立つ山を抜け、西予市方面へ出かけた。
行ってみたかったシルク博物館へ
絹といえば桐生だが、こんな近くにも絹の産地(野村町)があったなんて知らなかった。
出迎えてくれたのは
天蚕くん これは緑色の繭を作る。
この虫をしげしげと眺める。この虫さんに糸を作ってもらい着物ができるなんて・・・ミラクルのように感じる。
この博物館では全国で唯一、町内で生産した繭から糸づくり、染色、手機織りまでの全行程を指導する染織講座を開講している。
その学校の見学もでき、この小さな繭からだいたい2000mちかくの糸がとれるのだと教えてもらった。裏手で採取した桑の葉を使ってきれいな黄緑色を染めている人達もいた。
そして今、ジャパンブルーの展示が行われている。
藍による型染め。とても美しい色とデザインに1つ1つ見入ってしまった。
細かい・・・デザインは必ず天地がないそう。上からも下からも使える。
モダンなデザインも
緻密な型紙
昔の人のセンスと技にため息がでる。
そして私は、ジャパンブルーの色にとても魅かれた。何とも言えない深い味わいのある色だ。薄い縹色、赤みの青、黄みの青と、藍の中にもいろんな青があり、改めてジャパンブルーが時代を越え国を越え、多くの人々を魅了し続けてきたことに納得した。
そして、シルク博物館の後は三間町にある畦地梅太郎記念美術館へ
あたたかみのある山の作品はいつまでも見ていたい絵だった。
まだまだ言いつくせないほどいいところがいっぱいある西予市。
雨の1日だったけれどおいしいものもいっぱい食べ、(この日はどんぶり館のじゃこ天とほわいとファームのレストランでランチ)山々の緑に囲まれ、エネルギー補給をし、帰路へついたのだった。
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