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2010-03-13

ちがうハタケ

 ここには陶芸、家具、園芸、そしてテキスタイル科がある。
そして出入りは自由
なので必要な道具があれば家具科に行って作ったり、布が必要であればテキスタイルに探しに来たり とりあえずなんでも揃う。
ここにあるものは生活に最低限必要なもの
反対に言えばここにはすべてがある。
ご飯を食べる器は陶芸、テーブルや椅子は家具、テーブルクロスやタオルはテキスタイル、そして食べ物、花は園芸。
このすべてが学べれば何も買う必要もなくなるではないか!と思ってみたり。。。
また作ってみたければ友達に援助を頼めばなんでも作れる。
去年は園芸科の人と一緒にリネンを作ったりしたし、木ギレを拾ってきてスプーンを作ってみたりもした。
そして このところプリントした布をいろいろ形にしている最中にボタンが欲しくなった私は 少し陶芸科へおじゃますることに。
ちっこいボタンなんてちょちょいのちょーい と作れると思っていた私は・・・
あまかった。。。
いろんな工程があり そして友達のアドバイスで 何事にもより良い方法(または道具)が存在するのだと 経験して初めて知ることがいっぱいあった。
こんな一緒に生活している場でも 分野が違えば全くちんぷんかんぷんだ。
ちいこい ボタンをとりあえず形作るだけで2日を要した私。。。
こんなボタンを作りたいと 膨らんだアイデアのうち半分ほどで 今回は力尽きてしまった。
そしてやすりをかけ 粉をふき取り 釉薬をかけ そして埋まってしまったボタンの穴をほじくり
ボタンの後ろをまたふき取り・・・ 小さいだけにとても手間がかかる。
ボタン屋の道のりは長いな・・・

釉薬の配合室。
土はポセリン。
そして織部の色が好きな私はカペラ織部の釉薬を使ってみた。
焼かれている間中 楽しみで
手間をかけて1つ1つ作ったボタン達は できあがった今も1つ1つ 愛おしい。

また時間をみつけていろいろ作ってみたくなった。
こんな近くにそして簡単に いろんなことが学べる環境にあることに 改めて気づき ついテキスタイルだけでもやりたいことに追われているので なかなか他分野にまで首をつっこんでいられないけど ここにいる間に いろんなことをやってみなくては!と思ったのでした。

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