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2010-03-11

ブロックプリンティング

プリント
といえど いろんな種類がある。
今回はシルクスクリーンではなく リノリウムを使ったブロックプリントに挑戦してみることにした。
プリントの歴史をふりかえってみると、最初はブロックプリントだった。
ウィリアムモリスのあの緻密な壁紙も当初はブロックプリントだったのだ。
そして、友人から紹介されたイギリスのブロックプリントに魅せられている時だったのでまさに待っていたかのような授業。
それは、Lewis and woodという会社で、なんとデザイナーはおばあちゃん3人!
とてもかっこよく、昔ながらの手法を守りつつ ステキな布を作っている。
http://www.lewisandwood.co.uk/products/view/cobweb-fabric
手渡されたのは15cm×20cmくらいの小さな版。
私のテーマは秋
(各自季節を選ぶのが前提だった)
秋と言えば 実りの秋。
きのこ 木の実 ベリーに果物、自然からの贈り物にあふれ、木の葉も 黄色や赤などのあたたかい色に変化していく。澄んだ空気の中 感覚が研ぎ澄まされていく秋。
タイトルは
「秋のベッドの上で」

版を2つに切断し、2色刷り、そして重ね刷りを試みた。
プリントの授業にもかかわらず、ほぼ彫師のごとく彫っていた。

作業風景。
小さいながらもリピートもついているので、総柄になる。
インク代にトントンとたたき、余分なインクをふき取り、上から体重をかけて押す。
シルクスクリーンのような大がかりな写真製版や大きな台でプリントしなくても、こんな小さい版で立派にプリントできることが(もう少し熟練しなければですが)とてもうれしく、そして何より しっくりきた。
今回の授業は 去年と同じく布をはさんで作るトレイのためのプリントの授業。(夏の展覧会の商品になる)
どんなトレイになるのか楽しみだ。

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