いつも12月くらいに父がビワの木の剪定をする。
なので、たくさんあるビワの葉で染め放題!
この時期のビワの葉は花を咲かせる前なので、たくさん色素を持っている。
以前なーんにも知らないで、ビワの葉で染めをした時、色素をほとんど抽出できなかったことがある。
それは、実がなって終わった後の葉っぱだったのだ。
花を咲かせ、実を実らせるエネルギーをいっぱい含んだ葉っぱや幹だから、色が抽出できるんだってことをその時、改めて実感した。
植物の命を移し取るような植物染めは、だからあんなに味わい深い色であたたかさを感じる色が染められるんだなあと思う。

ビワ茶の匂い!たくさんあるのをいいことに、鍋いっぱいの葉っぱを煮出す。

植物染めでは、綿は染まりにくいのだけれど、以前、薄い布ならビワの葉は十分染められたので、今回もいろんな素材を投入。
待ち時間は、びわの葉をちょきちょき切って乾燥し、お茶づくり。

ビワの葉抽出2番だしはとても濃く染まりびっくり。

2番だし、まだまだ染められる・・・それでは、3番だしも、4番だしもいける・・・
と毎日炊いてしまう私。何番だしを使うかで、色味も微妙に変化し、そして素材が違えば、色はさまざま。
やさしい色に囲まれてほれぼれしている。
ビワの葉は効能もさることながら、煮出せば煮出すほどに抽出される内に秘めているこの色素(生命力)の強さにすごい植物だなぁと頼もしく思った。
カーテンを開けると今日はまっ白。どうりで寒いと思った。
雪ではなく、霜が降りていた。
どの細部も見事に白い霜で覆われている世界は、とても神秘的。
雑草や、ゴミみたいに落ちているワラまで、氷で大事にコーティングされて、美しい。

そこらじゅう、白い花が咲いているみたいに見えるホトケノザ。

ただの雑草のロゼットも氷の国の植物のように・・・

何と言っても、おいしそう。
植物が皆、砂糖漬けにされているように見える。
凍った土が、サクサクを音を立てるのが、楽しい。

そして朝日を浴びた順から白いうぶ毛を脱ぎツヤツヤと光出す。
どの細部を見てもきれいで、いつもの庭を、いくら見ても見あきず、しばし足元を観察していた。
2014-01-13 |
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この冬、我が家に登場した救世主

火鉢!
これでじんわり部屋の中があったかい。
今までの生活の中に火を身近に扱うことは、ガスコンロくらいだった。
スウェーデンで暖炉をたいていた時も、やはり家の中で火をつける行為にずっとドキドキしていた。
ムーミンのお話の中に、正確には覚えていないけれど、マッチを手にする人には、いつも正しく扱う責任があるんだっていう風な内容の文章が出て来た。私はそれ以来、いつもマッチを手にするたびに思い出すようにしている。
火鉢も、ちっちゃな日本版暖炉である。
炭に火をつけ、火鉢にうつす。パチパチという音。柔らかいあたたかさ。
最初同じように家の中にある小さな火にドキドキしたけれど、今となっては、扱いにも慣れ、私の日常の風景となった。
あたたかいだけではなく、お湯も沸くし、餅や焼き芋を焼いたり、豆やお茶を煎ったりもできるし・・・
何より、火に癒されるような気がする。
炭火で沸かすお湯は不思議と味までまろやか。
火のある暮らしが、こんなにも豊かだったとは、知らなかった。
最近行った愛媛のいいとこを、勝手に紹介コーナー。
1つ目は、秋にたまたま訪れた四十四番札所、大寶寺。

この杉林を抜けるのにどれだけ時間を費やしたことか。
なぜなら、あまりの木々のでっかさに、圧倒されてしまったから。
しっとりと苔むした大木に囲まれ、神々しいものを感じずにはいられなかった。

柔らかい、モスグリーン。光と混色された輝く苔色。

上を見上げると、あまりに高くそびえ立つ杉の木に、目がくらみ、尻もちをつきそうになった。

思わず手を合わせてしまった大木。何年の年月、ここにいるんだろう。情報によると、ここの檜は樹齢400~500年、杉は樹齢800~1000年とあった。ひやあ~

カメラにはおさまりきらない大きい木を夢中になって撮り続けていた。
そして、みなさん見事な苔肌。

門は神聖な場所との境界と言うけれど、まさにこの門をくぐると、別世界へ入ってしまうような門の佇まいである。

荘厳さが漂った落ち着いた空気の中、杉や檜の大木に囲まれ、森林浴のせいか、体が浄化されたような気がした場所だった。
そして、もう1つは、お正月明けに家族で訪れたとても小さな温泉。

小藪温泉。
こんなところに??と思うような山の中にぽつりとある。
とても古く、雰囲気のある建物に、すっかり旅気分。

私の憧れる外廊下。でも、冬は寒いだろうなあ・・・

どうやら、宿泊もできるよう。

2,3日前の雪がまだ残っていた。本当に小さな温泉宿だけれど、昔の建物にあふれる趣がとても心地良く、またお湯もとても良かった。
心に留まる温泉でした。
明けましておめでとうございます。

大晦日の晩。今年は実家ではなく、今私が住んでいる祖母の家にいた。
なんとなくここ何年か、除夜の鐘を聞いていなかった気がしていたのだが、今年はちゃんと聞くことができた。
どうやら、機密性の良い実家の家では、音が聞こえなかっただけのことで、ちゃんと毎年変わらず鳴っていたみたい。
母方の祖母は大晦日に亡くなった。この間の法事の時に、お坊さんが、祖母の大晦日にちなんで、除夜の鐘の話をしてくれたのを思い出した。
108つ、すなわち人間の煩悩の数、除夜の鐘をつき、清らかな心で新年を迎える・・・
除夜の鐘に耳をすませていると、鐘をつく人によってちがうのか、毎回音色が微妙に違う。
静かな夜に響きわたる鐘の音に聞き入る、新年の幕開けも、良いものだった。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
雑誌「チルチンびと」のweb版チルチンびと広場に掲載していただきました。
チルチンびと広場
http://www.chilchinbito-hiroba.jp/
地域ごとに、お店やギャラリー、工房などが検索でき、私はもちろん愛媛のところに。
愛媛のアイコンはやっぱりミカン!
ここで、今年11月末のみかん山便りを・・・

毎年この季節は、みかん農家は大忙し。昨年は行けなかったので、今年はおじちゃん家のみかん狩りのお手伝いへ出かけた。
今年のみかんはびっくり甘い!

そして豊作!
本当にこのオレンジ色って見てるだけで幸せになるような、太陽の恵みをぎゅっと閉じ込めている色だなぁなんて思いながら、パチパチ収穫していく。
終わりそうでなかなか終わらないみかん山。
1つ1つ地道に切って収穫していくしかないので、本当に人出頼みである。

とても大変な作業だけれど、家族、親戚の人達と、たわいない会話をしたり、作業の合間に、みんなで輪になって休憩のお茶をしたりするのが、なんだか楽しい。
さあ、みかんの季節到来です☆