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2011-01-10

日々創作

昨年父はお米、黒米、モチ米のほかに、インディカ米を植えた。

そのインディカ君はぐんぐんのび、他の稲よりも大きく成長した。

しかし・・・なかなか穂が出ない。そして稲刈りの時期のインディカ君は、ようやく小さな稲穂を揺らしていた程度だった。

もう少し待ってみるかねえと、置いておいたのだが、ついに先日父によって刈り取られてしまった。穂の中身も育たぬまま・・・

図書館で、草を編むという本を借りていたので、私はよしっと思い立ち、ワラ細工に挑戦。本当に長くて丈夫なワラである。

そしてこれがインディカ君の転身。座布団、小物入れ、花器のようなちびカゴ。

本には素材の取り入れ時期やら扱い方法やらを丁寧に解説してくれていたけれど、もうそこにあるそのままの素材で形を作ってみた。

新しい素材、新しい技法を知るのはとても楽しい。この素材を使ってあれも作れるかも・・・とかこの方法で別の素材を使って・・・とかいろいろ考えるとムフムフする。

そして何より この自然素材を手に私を経てモノを作っていると なんとも言えぬ一体感というか、心地良さを感じるのだ。

布をプリントしている時とは全くちがう、手が もしくは体が喜んでいるようなのである。

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