2010-06-29
昔から学ぶ
この間ストックホルムへ行った際、スカンセンを訪れた。
前にも訪れたことはあるのだが、時期外れだったこともあり、ほとんどの家は開いていなく、ちょっと残念な感じだったのだが、今回は大丈夫!
動物もたくさんいるのだが、 赤ちゃんがいっぱい
この後ろ姿はっ!!!
絵本でしか見たことがない動物にも出会え 大興奮。
いろいろな家でそれぞれの民族衣装を着た人達が作業をしている。
ここはフィンランドから移住してきた人達の貧しい村。
家の中の暖炉には煙突がなく家の天井にけむりが溜まり、暖がとれるシステム。
この女の人は大きなソックスや手袋を編んでフェルト化をしている。そうして、あたたかく丈夫にしている。
この手前にある黒い毛布。
とても風合いのいい不思議な色の毛布だった。
私が興味深く見ていると 彼女はこれがどうやってできているかわかる?と言って広げて見せてくれた。
もう着れなくなった古いセーターをまず 四角に切って編みをほどく。そしてその糸の撚りを取るように反対にねじりながらファイバー状にし、またカーディングのブラシでといてファイバーにし、つむぎ、織ってあるのだそう。
そうやって何年も何年も使ったのだそう。
グレーの中にあるいろんな色はそうやってできた色だったのだ。
人間の手はすごいな。
何をするにも手間がかかる。
お金はかからなくても手間はかかる。
昔の人達の生活に魅かれるのは きっとまわりにあふれるものが 手から生まれた魂のあるものばかりだからだろうと思う。
どんな時も手だけは動いている彼女たち。
そういえば 本で見た昔の人達の生活の写真の中で、こちらの人達は家から畑までの道のりも 歩きながら編み物をしていた。
学ぶこと大き、昔の人々の生活。
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