2010-02-10
北の地
ある晩 とてもミステリアスな空気が漂っていた。
帰宅時通りへ出ると 霧が深くて目の前がよく見えない。
でもその霧は下界だけで 真上の夜空は満点の星だったのだ。
そんな夜の次の日は
なんとも言えない美しい景色が広がっていた。
まるで桜。
満開の桜の花の下で 雪景色の中にいる感覚を覚える私は ここでまた同じ感覚を得た。
その日はまさにお出かけ日和で
バスに乗ってカルマルへ向かった。
遠くの海が白く凍っているのは知っていたのだが
その日は
橋から見える景色は境のない 白い陸
北極か南極の地を 橋の上から観光しているような気がした。
その辺からアザラシが顔を出していたり ペンギンが歩いていたりするんじゃないかとか・・・
向かう先も雪の国。
すべてが白で デコレーションされているようだ。
街並みも外国に来たみたいに いつもと違って見える。
この日ほど美しい日は見たことがない。
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