2011-04-03
スウェーデンから日本へ
町でスウェーデンの赤十字も協賛して 日本に義援金を送るフォルクミュージック(民族音楽)のコンサートがあると聞いて行ってきた。
フォルクミュージックというものが どういうものなのかもわからぬまま 日本人はいるかな・・・どのくらいの人が来ているのかな・・・と思いつつ向かったのだが
入るとすぐ若い演奏家の子たちに出迎えられ なかなかたくさんの人がいた。日本人は私だけのようだった。
昔の映画館がコンサートホールとして使われているようで、とても雰囲気のある建物である。
はじまったとたん 大自然が目の前に広がるような音楽に包まれた。
私はニッケルハルパという民族楽器をはじめて知った。
彼らの奏でる音は血が騒ぐような何か不思議な魅力がある。
バイオリンも 私にはよくわからないが、いろんな種類のものがあるようで、種類によって響きも全く違う。歌とバイオリンがはもっている音は初めて聞いた音だった。彼らが曲紹介をする時、どこの地方の誰の曲と言ったりする。代々伝承されている音楽なのだ。きっと人が集まっていろんな場面で奏でられた音楽。音楽に乗ってトントンと大地を踏みならす足音がどんどん大きくなって体中に音楽がめぐる。
演奏者らの友人が日本に住んでいたり、自らも日本を訪れたことがあったり、まわりの観客の人々の会話を聞いていても、それぞれ ここにいる人達は何かしら日本に思い入れがある人達のようだった。
ここに このような思いが集まってすばらしい音楽が奏でられたことに とても感謝の気持ちでいっぱいになった。
1人のニッケルハルパ奏者の人が弾いた 「水」 という曲がとても美しかった。
自然の恐ろしくもあり、美しくもある、壮大さを感じさせられる1曲だった。
Water,Vatten (you tube リンクページ)
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