2011-01-09
自然に帰る
スウェーデンにいた2年間、テレビのない生活だった。ちなみに電子レンジだってない。雑誌買うにもスーパーのある町にバスに乗って行かないと買えない。
だけど、壮大な自然のおかげで私には満ち足りた環境だった。
さて、日本に帰ってきて4カ月以上が経った。日本の便利な生活が戻ってきた。
必要なものがあったり、雑誌を見たいときはちょいっとコンビニに走る。 お金だって近所のコンビニでおろせちゃう。ご飯を食べながらテレビをついつい見入ってしまう。
テレビが食う時間ってば、たまにおそろしく思う。
そんな正月明け、母と妹と石ころを拾いに河原へいった。(この石ころが昨日登場した動物たち)
近くの大きな川。 様々な植物が寒そうに風に吹かれている。ああ、野バラの実。ドライフラワーになったまま立っているケイトウ。カゴを編むと高級なあけびのツルがこんなところに。グリーンの苔。
金色に輝く冬色の草原。
体がキューっとなった。 ちゃんと機能しているというか、五感が働いている感じ。
ちょっとした自然じゃない。とりあえず360度自然に囲まれるということが、必要なんだと思った。
大きな石を並べて川を渡っているのは母である。
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