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diary
2009-07-19 | diary, Sweden life

黄色いまあるい幸せ

私にとって 黄色い まあるい ものは幸せの形。
ホットケーキ、パンケーキにエッグタルト、レモンタルト、マドレーヌ・・・
黄色いまあるい物(だいたい甘い食べものだが)を前にすると、いてもたってもいられなくなるくらい幸せな気持ちになってしまう。
今日自転車をこいでいたら、まさしくそれを見つけた。
やっぱり幸せ。

2009-07-17 | diary, Sweden life

スランプ

 日本食の評価はどこへ行っても高い。
しかし外国人の舌に日本食がどんな味がしているのかいまいち想像がつかない。
あのほーっと落ち着くようなだしの旨さなんてわかりっこないって思ってしまう。
味覚の形成は生まれた場所によってどんな食で育ったかで決まるのだろうか。
個人においても年齢、体調やホルモンの状態のよっても(生理の時とか)味覚は変化すると聞いたことがある。
ここ最近味覚がスランプ状態。
夏と言えば、そうめん。きゅうりにとまと、オクラにナス、ゴーヤ。冷奴。
暑い夏に食べてうまーいと思うものがいっぱいある。
寒い冬にはおでんや鍋。すき焼き。湯豆腐。
寒い冬もうれしくなるたべものがいっぱいある。
しかしこちらの食事はとても淡白。
味つけと言えば、塩、こしょう、オリーブオイル、ビネガー、そしてありとあらゆるハーブ。
そして乳製品。
もちろんおいしいものもたくさんある。
キッシュやスープ、豆のサラダ、おいしい焼きたてのパンにいろいろな種類のパテ。考えるととてもおしゃれな食事であるのだが。
寒い暗い冬を越え暖かい春、夏が来たけれども、スイカが食いてぇというほどの暑さでもなく、難なくカルボナーラが食べられるくらいの涼しさのせいなのか、いまいち食事がつまらない。
そして、スランプに感じる理由のひとつに、私が少し濃い目に味付けをして作った日本食にしても、いつでも外国人はとりあえず食べる前からどばどばとソイソースをかけて食べるのだ。
それを見て、おいしいとは何なのかと疑問に思った。
ケーキだってお菓子だってやたら甘い。甘いからおいしいに決まってる。
そして以前、「おいしいものとはサトウとアブラだからね」とアブラーメンをうまいうまいと食べている時に聞いた友達の一言を思いだした。
ここの人達にとっては、甘くて、脂肪分がいっぱいで味が濃ければおいしくて、あっさり薄味はおいしくないのか。。。
料理はその素材をおいしく食べられるようにする行為であってその行為が素材を消してしまっては意味がない。素材の味を生かすとかうまみを引き出すとか、素材に対しても繊細な心遣いで接し、それを味わえる舌でありたいなとつくづく思う。
自分の味覚を確かめるべく、あっさりの和食をつくって舌で味を確かめてみた。
やっぱり、ほーっとだしの旨みに落ち着く。
日本生まれのこの舌にはやっぱり和食が世界一。
ここスウェーデン。夏と言えば・・・・

2009-07-15 | diary, Sweden life

生きている色


何色って言ったらいいんだろう
とりあえず色が生きているみたいでつい立ち止まってカメラで記憶。
限りなく続く海のように緑・黄緑・黄金色が風に吹かれて、うねっている。
こういう感動に出会った時に、人はこの感動を再現しようと創作意欲が湧くのだろうと思った。
もし、こういう時にカメラを持っていなくって、でもどうしてもこの瞬間を覚えておきたい、もしくは誰かに伝えたいと思ったらどうするのだろう、とたまに考える。
なぜならいつでもどこでもカメラを持ち歩いているから、頭を使わなくもカメラちゃんが覚えておいてくれる。そんな現代病の自分にためらいがあるのか、最近カメラを構えるのをためらい、メモってみたりするのだが。。。
緑から黄緑へのグラデーションが内から外へ向かい、黄色になる直前に少しオレンジがかった色がにじみ出、そのグラデーションを持った個々が重なり合い、そよぎ合い、絶妙な色の流れを生み出す。
というのが今日のところ。
言葉じゃやはりもの足りないけど、メモらずにはいられない(カメラをかまえずにはいられない)色だった。

2009-07-13 | diary, Sweden life

時間

 


時間は日々平等に分け与えられているのに、時間の価値は人それぞれ。
そして自分の中においても、何をしている私か、どんな環境にいる私かで時間の密度は全く異なっているとふと気がついた。
何をしている自分も同じステイタスで物事を見れるようでありたいなと思う。
それにしても生まれた場所がちがうだけでこんなに異なっては不公平ではないかと思ってしまうほどこの国のバケーションぶりには驚く。
特にここエーランド島は夏のリゾート地と呼ばれているくらいなので、別世界になったかと思うほど人が増えた。
子供も大人もサマーバケーション
貴重な夏の日差しを逃すまいとみんなこぞって太陽の下へ。
つい私も乗り遅れまいと海へ行ってしまう。

2009-06-12 | diary, Sweden life

春~夏

しとしと ここスウェーデンも雨の6月。
昨日卒業式で、今日から学校も夏休み。
4月末旅行へ行き、そのあと夏の展示会のための作品づくりに追われていたため、あっという間に最後の日を迎えてしまいました。
その間にも、ここVicklebyではいろいろな変化が・・・
同じ道を1週間後に通るともう違う花が咲いていたりして、目に見えて季節の移り変わりを実感します。

小さい頃お絵かきしたようなチューリップ

南国らしい真赤な花

花の色の強さにびっくりします

春だと思っていたら、もう夏のようです。

日差しの下でねころび、ごはんを食べ、お茶をし、気温が低くたっておかまいなく海へ飛び込むスウェーデン人。
太陽の恵みを体中で喜びます
そんなスウェーデンでもうすぐ夏至祭があるのですが、私は今日からもっと北の北の方のスウェーデンへ行き、その日を過ごす予定です。
北の方では白夜で一晩中明るいようです。楽しみ。
ここからとりあえず電車で17時間。そしてもっとラップランドの方へ行くにはそこからさらにバスで6時間ほどとのこと。長い道のりになりそうです。

2009-04-15 | diary, Sweden life

誕生

日々驚くほどひとつひとつ春が訪れます。
春が生命の誕生の季節なのだと、今までこんなにも強く感じたことはないと思う。
緑一色だった庭に模様が・・・

☆の形のようなスイセン。イースターの花らしくとても濃い黄色。

この星も庭のいろんなところに顔を出しています。

もうすぐチューリップも咲き乱れそうです。
このひとつの庭だけでいくつの植物が存在するのかはかりしれない。
そしてこの庭だけではなく、その辺の道端にもはかりしれない様々な植物が見つけられます。
きっとエーランド島の土は何にも侵されていない地球本来の姿なんだろうな・・・
花々の登場と共に鳥達の訪れも。
様々な鳥がいて、それぞれの歌をさえずっています。渡り鳥の群れもやってきます。
鳥のV字を見ると長旅を応援したくなります。
ほんとうにどう表現していいかわからないくらいたくさんの鳥達がいます。
何と言っても28年間どんなに練習しても吹けなかった口笛が毎日鳥の鳴き声を真似してぴよぴよやっていたら、なんと吹けるように!
そして、やはりエーランド島に住んでいるアーティストの作品には、よく鳥のモチーフが見かけられます。
黒い羽根にオレンジのくちばし。この子達は庭で上手にみみずをひっぱりだし食べています。

そんな春を見逃さまいとよく散歩にでかけるのですが、(すでに日がかなりのび、夜8時過ぎが夕方です)犬かと見間違うほどコロコロの野うさぎによく会います。

そして、この前なんてまさに桃太郎に出てくる、あのきじに出会いました。

日差しが春を通り越して夏を思うほどの明るさです。

動物達も誕生の季節。子馬のたてがみのやわらかそうなクルクルがとてもかわいい。

母と一緒にポーズ。
春の日差しを島じゅうが喜んでいるよう日々です。

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