改装の報告
キンモクセイ・・・
とも似たようないい匂いが祖母の家に漂っていた。
玄関先に白い花が満開に咲いていた。
ヒイラギだ。
ヒイラギと言えばギザギザ葉っぱに赤い実というイメージしかなかったのに、白い清楚な花にこんないい匂いだとは!
このヒイラギの木は祖母の家の玄関の前にある。向かい側にはキンモクセイ。
あ、いい匂いがするからこの2本は玄関の前に植えられていたのかーと納得。(良く考えたら、もう1本のギンモクセイはトイレの前!)
キンモクセイやヒイラギの香りが漂う頃、お茶会を開くのもいいかもしれないなんて空想しながら楽しい気分になる私。
そう!まだ引っ越しまでは至っていないけど、祖母の家の改装もだいたいのことは終わったのです。
8月以来改装の様子の報告が途絶えていましたが、ちょっと振り返りつつご報告。
一番大変だったのは、壁塗り。
まず目地を埋めてから珪藻土を塗っていくのだが、天井が高く、壁面積が広いし、直線がなく曲線だらけの家なので、壁のパネルがパズルのように組み込まれていて(大工さん泣かせだったよう)、目地で埋める部分がいっぱいだった。腕が上がらなくなるくらい日々、壁を塗り塗りしていた。難しい部分は左官屋さんにお願いしたのだけれど、さすがにプロは仕事が早くてきれい。私達のは味で勝負。
左官屋さんに、天井のクロスを貼る職人さん、タイルを貼る職人さんがやってきて、建具やキッチンを作ってくれた家具職人さん達がやってきて、電気屋さんや水道屋さん・・・・
たくさんのその道のプロ達の力が集結して家が仕上げられていく。いろんな人達の手を経て作りあげられた家は、とても壮大なプロジェクトで、まさに感動の作品となった。自分達で壁塗りや床塗りなどをし、その1員として参加したことはとても意味のあることだったなぁと思う。
2階の様子。あの暗い物置きは、見違えるような空間に。
祖父と祖母はアルミサッシにリフォームした後も、昔の古い木の窓をとってあった。
それをどうしても使いたくて、サッシの手前にその木の窓を取り付けてもらった。
壁が白くなって、床がきれいになっただけで、建具はほとんど昔のままなのに、モダンに見えるから不思議。
とても心地良い空気が流れる家となりました。
とは言ってもまだまだやりたいことがいっぱい。(ちなみに今はお風呂の外壁を塗り中)
少しずつ手を入れて、家が息を吹き返していく課程がとても楽しく、しばらくは終わりそうにありません。