2011-05-04
昔のもの
ここの町の図書館は大きいということもあるのだが、以前住んでいた南の方では全く見かけなかった本がたくさんある。
私がいつもチェックするコーナーはもちろんテキスタイルにまつわる本。
北の地方に伝わる織りや編み物の本に私は興味津々。帰国を決めた今、帰る前に・・・とばかりに、山ほど借りてきた。
昔の本は内容もステキだが、写真やレイアウトの仕方なども見ていておもしろい。
たくさんある編み物の本。最近日本でも北欧やこちらヨーロッパの模様編みの本がたくさん出ているようだが、やはり地方によって異なる色や模様はとても興味深い。
これは北の方に伝わる手袋の例。 この本の中の手袋はほとんど赤・青・黄・緑色の毛糸による模様。北の民族サーミカラーである。
ちなみにこれは前私が住んでいたエーランド島に伝わる手袋。 色がシンプルである。そしてエーランド島にふさわしく花のデザインが主流だ。
織りやまた皮物の本も、豊富でいくらでも借りたい本がある。知りたいこと やってみたいことが山ほどありすぎて、一生かかってもやりきれないんじゃないかと途方に暮れると共に こんなに自分の興味センサーが反応する場所に身を置けたことをうれしく思う。
どこにいてもだが、昔のものから学ぶことがいっぱいだ。
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