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2010-01-17

青い冬

明るいうちにと、ウールのタートルをかぶり ダウンを羽織って ファーの帽子をかぶり 羊皮の手袋をはめ きゅっとパンツを長くつに押し込み外へ出た。玄関に立てかけていたスコップを取り一歩雪の上に足をおろすと、はっとした。
こんな雪国に一人暮らしをすることを想像したことが今まであっただろうか。
自分とはちがう人の中に入っているかのような変な感覚だった。
バルコニーに20~30cmつもっていた雪をスコップで少しはらいのけ、納屋においてある焚き木をカゴいっぱいにつめ、家に戻った。
今日のキッチンの気温は5度。

キッチンの窓から寒そうに寄り添う鳥の夫婦が見えた。
まっ白い世界なのだが、どうも青く見える世界。
気温5度のキッチンに入ると本当に空気が青色なのだ。
寒いから青色が見えるのか、青々しい世界に寒さを感じるのかわからないが  
青白く美しい世界はいつまで続くのだろうか。。。。

黄色い春が待ち遠しい。

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