今日から夏時間に変更です。今日は1時間損をしました。夕方5時でもまだ太陽は上の方にいて、2時くらいの気分。でもそれは昨日でいう4時の明るさ。時間を変えるなんてやっぱり慣れない私には不思議な感覚です。
春特有の安定しない天気ですが、すっかり春気分がただよっているエーランド島です。
明るい世界は今まで見たことある景色だとは思えぬ別世界。
クロッカスに囲まれた家。クロッカスからサフランが取れるって知っていましたか?
春1番に咲く花。寒い冬が終わりかけの時期に、春が待ち遠しくて現れたようなヴィンテルヤック。この花の黄色い頭がとてもかわいくて、この花でスカーフを染めてみました。淡いすきとおったステキな黄色に染まりました。
苔の世界にも春です。
春
小さな応援隊
初めてそいつを見たときは、でっかいテントウムシかと思ったけどちょっと背中の柄がテントウムシより、いかついので違います。
こいつは本当にいつでもどこでもよく現れます。しかもかならず制作をしていると出没するのです。本当に住んでいる家、食堂なんかでは見たことないのです。
私たちは、エーランド島に住んでいるのでこの虫のことをエーラと呼んでいます。
染めている時、プリントをしている時、織っている時、
「ハロ~コンピス!」(ハローフレンズ)
という声の先にはエーラが。
ここ最近、夜11時を過ぎるとワークショップの電気が自動的に消えるようになってしまいました。それでも制作をする場合は手元の小さいスタンドの明かりで制作をするのだけど、誰もいなくなった真っ暗な中、月明かりに照らされすぐ近くにエーラが見えたとき、不思議に心強く思えたりするものです。
私たちの小さな応援隊です。
冬のプラハ12/25-30
ベルリンよりやはりドレスデン。そして、さらにそれよりもプラハはステキな街。
寒さも疲れも忘れてステキすぎる景観に圧倒されつつ歩きまわりました。
クリスマスマーケットもやはりここが一番!
手でこねこねして、鉄棒に巻きつけて焼いてあるパン
なんといってもこのプラハ城のスケールにかなうものはありませんというほどすごいお城。
扉の模様
人が作ったものと言えど、ただならぬこの空間に別の世界を感じます。
これはプラハ城からの眺め。橋を渡ったところにお城がそびえ立っているのだけど、お城からは町が見下ろせ、町といい、建物といい王様がでてくる中世の映画の世界に立っているような気分です。
今まで見たことのあるヨーロッパと180度別世界。東欧です。
時計塔
町の中央にある大きな広場
週末開かれているちっさなマーケットにも行ってみました。
とてもとてもちっさなマーケットでした。
そして子供向けのマリオネットのシアターを見にいきました。
とてもかわいいマリオネット。子供たちの人気ものです。
こんなマリオネットが身近なエンターテイメントとして存在するチェコの子供たちはなんて幸せなんだろうと思いました。
この旅一番私が食いついたものは、ここデコラティブミュージアム。布テキスタイル、木(おもちゃ、キャビネット)陶器、ガラス、本の装丁、グラフィック、写真、アクセサリー、レース、ファッション・・・私の興味あるものすべてが終結していて、ああ、私はデコラティブが好きなんだと再確認したほどです。企画展のArtelはとても興味深かったです。100年前の1908年から1935年まで続いた機関で、‘art for everyday use’という理念のもとちょっとした機能と装飾のある商品を生み出していました。
おもしろ建物
これはJewishエリア。
さて、妹ちーちゃんお勧めのウ・クレフーへも行ってみました。
黒ビール、本当においしいっ
チェコ料理。。。とっても太りそうです。
この二人のおじちゃん達が演奏をしていて、お店中のお客さんが知ってる曲になると♪ケ・セラ~セラ~セラ~♪と黒ビール片手に大合唱。陽気なチェコのひとときでした。
semlaの誘惑
“semla:セムラ”
あまりスウィートな名前ではないけど、1度食べたらやみつきになってしまう危険なスウィーツ・・・
代表的なスウェーデンのお菓子です。たいていスーパーの横っちょにあるスタンドなんかで買えるのだけど、このセムラ専用の紙袋があるくらいなので、かなりの需要があるにちがいない。
しかも、売っている場所によってこのセムラの紙袋のデザインも異なります。そして味も異なります。
あああ・・・それでは、セムラに出会うたびにセムラを買うはめになってしまう・・・
シュークリームのパンバージョンのような見た目ですが、カルダモンの入ったパンの中をくりぬき、そのパンの中身とアーモンドペーストを練ったクリームを詰め、砂糖の入ってない生クリームをのせ、ふたをしてあるのです。
本当においしい・・・
簡単にできるということで、今日はセムラを作ってみました。
確実にセムラのトリコです。
白い世界
先週の日曜日、久々に太陽が姿を現し、雪をすっかり溶かし、明るい日差しをふりそそぎ、誰もが春の訪れの予感を感じずにはいられない天気だったのですが・・・
月曜日の夕方、お天気雪のような変な天気で、こちらの雪とあちらの真っ赤な夕日の対比がとても奇妙な空だったのですが、次の日起きたらびっくり銀世界。
ずっと舞っているのか降ってきているのかわからないくらい粉雪がその後も降り続け、ある朝の私の窓からの景色は
こんな感じ。
サラサラの雪なので木の幹にも積もり、とてもとてもきれいな世界が広がっていました。
こんなに積もったのはこの冬2回目ですが、(1回目は旅行中で留守でした)やはり雪はうれしいもの。
夜ピンポンダッシュならぬノックノックダッシュで、物音がしたので玄関を出てみるとこんなプレゼントが玄関に!
雪のボールの中にキャンドルを立ててある“snölykta”と呼ばれるもの。
雪はよーくよく見ると本当に1つ1つ違う形をしています。いくら見ても見あきないほど神秘の世界です
白い白い世界につられてずんずん歩いて行ってみました。
あまりにもサラサラの雪なのでツルッツル滑りながら歩きました。
雪で覆われたまっ白い世界はひとつにつながり、ただただ広い広い世界が広がっていました。
電車の旅
ドイツーチェコーポーランドの間はすべて電車で移動しました。
電車での移動はよりいっそう“旅”という感じがする気がします。中でも一番の電車の旅はドレスデンからプラハまでの道のり。
線路沿いをずっと川が流れてて、その川沿いにかわいい町がてんてんと続いています。きょろきょろが止められません。
絵本の中の世界のよう
プラハまではドレスデンからたった2時間ちょっと。
少しずつ景色が変わっていきます。
電車の旅は日中に限ります。