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diary
2009-08-30 | diary, Sweden life

色と光

色のワークショップがあった
色から受け取るイメージはとても大きく私たちの生活に関わっているのだと分析的に学んだ
スウェーデンの人達が冬ふさぎがちになるのは、少なくとも長い夜の暗闇、カラーレスの影響が考えられる。この国の人達がタイやギリシャ、スペインなど色とりどりの外国が大好きな理由も、その色の欠陥の反動とも言える。
色によって感情が左右し、色からおのずとイメージを作り上げる
無意識のうちに

数日前に小さなかわいいおうちに引っ越した。
夏の別荘として使われているおうちなので、夏の気分いっぱいだ。
白と薄い黄色の壁の色のリビングルームにブルーの壁のベッドルーム
何といっても、大きな窓があり、リビングからもキッチンからも遠くの海まで見渡せる
そして毎日夕陽に感嘆する
雨の晴れ間に一瞬現れた真っ赤な夕陽も
雲が晴れ渡る前のブルーとピンクのあいまいなグラーデーションの色のうつりかわりも
その色に見とれ、鼻歌を口ずさむ
そして、はっと
そうさせたのは何ゆえか、自分なのか、それとも色か
と先生の質問がエコーした
この幸せな色を毎日(雨降りでない限り)眺められるこの家の住人はハッピーにちがいない!

2009-08-21 | diary, Sweden life

トラ ラグ

 カフェで 一冊の本をながめていた。
チベットのトラ柄のラグを集めてある写真集
トラ柄とかヒョウ柄とかは、どんなに流行になっても自分とはとてもかけ離れたところにあるデザインで、ちっとも興味がない。
しかし、このチベットの手織りのトラ柄のラグ達
トラの体の柄だけをパターン化したもの、トラ本体を開きにしたデザイン
1冊まるまるトラ柄のラグだけなのだから、いろんなデザインがある
かなりおもしろい
そしてあじがある
こんなトラ柄ならちょっと欲しいかもと思ってみたり

人間の想像力と創作には制限はないんだなぁ

2009-08-20 | diary, Sweden life

学ぶ

どうしても かなえたいものがある時は
それに執着して
100%の情報網をはりめぐらせて
くいついていけば
あたり前のことながら かなう確率はあがる
たまには上品でいることから 脱却しなければ

そんなことを考えている時に 出会った言葉
求めよ、さらば与えられん / 聖書
得道は志のあるなしによる(道を得るということは、自分の中の志があるかないかで決まる) / 道元

2009-08-09 | diary, Sweden life

世界の中の日本

 私は今、スウェーデンのヨーテボリという都市の近くのtjörnという島にて、3週間のスウェーデン語学校に参加している。
参加している生徒は年齢も国も様々で、まさにリトルワールド。
ドイツ、イギリス、アメリカ、カナダ、イタリア、フィンランド、ロシア、ウクライナ、ルーマニア、ハンガリー、リトアニア、ポーランド、中国、タイ、アンドラ、モザンビーク・・・
最後のこの2つ。
私は、世界地図のどこに位置するか、見当がつかなかった。情けない。
この多種多様な人達がそれぞれの理由でスウェーデン語を学んでいる。
そしてスウェーデン語でコミュニケーションをしている。
何の隔たりもない違う国に住む人々とのコミュニケーションに、言葉はすばらしい!と改めて思った。
私が日本から来たと聞くと、それぞれの知っている日本を問いかけてくれる。
あー私金城武が大好きなの! とドイツからの女の子。
紙にきれいな漢字で ‘失楽園 渡辺淳一’ と書いて私これが好きなの! と中国からの女の子。
山登り途中に、日本と言えばマウントフジだね!とベラルーシからの男の子。
ぼくのお母さんは、ぼくの友達の名前はさっぱり覚えてないくせに、お相撲さんの名前はほとんど知ってるんだよ。 高見盛!白鵬!琴欧洲!朝青龍!・・・・ とハンガリーからの男の子。
あの女子高生のミニスカートとルーズソックスが大好き!と別のハンガリーからの男の子。
そして、日本が大好きっ とモザンビークからの男の子。
目をキラキラ輝かせて
ご飯はあの棒みたいなのを使って食べるの?今度やって見せてくれる?
ご飯を食べるのは床で食べるの?
いつか行ってみたいな~
と言う。 
モザンビークの人達は日本が大好きなんだという。まるで別世界なのだそうだ。とっても遠いところ。
どうして日本が好きなのかと聞くと、日本の映画がたくさんあって、それを見るからに、とってもステキなところらしい。想像するだけでワクワクするのだそうだ。
小さな島国、にっぽん。
世界における存在感はどこの国にも負けておりません。
誰もが興味津々の日本。
どうかそんな世界の人々の期待を裏切らない‘日本’であってほしいと心から願う。

2009-08-08 | diary, Sweden life

もうひとつのsとの出会い

 6月、ラップランドへ行った。
行けども行けども 森 森
しばらくたつと、植物が育つ境界線を越えた。そこから先は寒さで植物が育たないのだそう。
森 林 ・・・ 木の集まった文字を頭に思い浮かべていると、不思議となつかしいような気持ちがこみあげた。
森がたまに途切れ、湖が現れる。

そんな景色をあきることもなく、えんえんと眺めて、ついたところはムーミン谷のような山のふもと。
北の方へ来てから、昔の記憶と重なる場面がいくつかあり、なつかしいような喜びと、安堵感を感じていた。きっとその1つには、私が山に囲まれて育ったせいなのだろうと思った。
小さなことだが、ひとつ私の中のルーツを見つけた。
夜ごはんの買い物に出かけると、スーパーの裏でトナカイに出会った。
山に登ると雪の残る山の遠くの方で、トナカイの群れが見えた。
トナカイって。。。
私にとってのトナカイはあのサンタクロースのソリをひくトナカイさん。
有名人にでも会ったような気分である。
幸運なことにサーメ人の人に会う機会があった。
彼女の家の伝統の衣装やサーメの民芸品を見せてもらった。
素材は毛皮やトナカイの皮。細やかな刺繍やアクセントのきいた色使い、とても贅沢でおしゃれなものばかり。色も衣装のパターンもそこの家族(地域)ならではらしい。
肉を食べ、動物の皮や木、木の皮で身の周りのものを作る。
(今ではそんな直接的な生活ではないが)
すべてプロダクト化された日本にいた私は、このシンプルなそして堂々とした‘生’に、はっとした。

この自然の中で 自然の持つ清らかなエネルギーを感じる。
自然から学ぶこと、感じること、刺激されること感動することが、このインターネットにあふれる情報とは比べ物にならないくらいいっぱいあるんだと気づき、すべてのあらゆるものはこの自然から生まれていたんだと感じた。
この森、skogen (スウェーデン語で森という意味)の中
満ち足りた時間を過ごした。

昔、サーメ人の人達が使っていた家

トナカイさん達

2009-08-04 | diary, trip

スマイリー

 こんな教会が見守っている町は、幸せに違いない。

にっこり!

TjörnのSkärhamnにて

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