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diary
2010-01-19 | in Vickleby, Uncategorized

今日


 
今日も朝から静かにサラサラ雪が降っている。
白が外の世界を刻々と飲みこんでいる間
羊の毛をつむぎ、織り機に座りトントンと織る。
私が生まれるよりも前の 
もっと遠い昔から知っていたようなこの感覚。
不思議に落ち着く時間。
羊の毛を溶かし、つむぎ、1段1段ループを作りながら織るこの作業は、気が遠くなるほど時間がかかる。
1つずつ 
少しずつ
進んでいくしかない。
この時間を共にしているこのモノ達をいとおしみつつ。

2010-01-18 | diary

愛媛の海は青かった

 
お正月休みに実家に帰った。
久しぶりの日本はすべてが新しく感じたのだが・・・
瀬戸内海の海には目を疑った。
ここはどこ?南国?
吹雪のスウェーデンを後にした私にはまるでパラダイス
お正月明けの天気のいいある一日。
しまなみ大橋へサイクリング。
ただただ海の青さに目を細めつつ
いつまでもどこまでも自転車をこいでいられそうだった

ああ、こんなちいちゃい島に住んでいる人もいるんだなあ
点々と続く島々を眺めつつ、島国ニッポン!と言ってみる。
途中の大島で、道の駅へ立ち寄ると
なんと取れたての海産物を わしづかみにトレイに入れ、七厘でみなさん焼いて食べていらっしゃる。 あーなんて大きいカキ!

母いわく この辺りでは人気者のこぶ鯛のコロちゃん。彼もこの道の駅にいらっしゃる。

海の上のサイクリング
愛媛オススメスポットの1つです。

2010-01-17 | in Vickleby, Uncategorized

青い冬

明るいうちにと、ウールのタートルをかぶり ダウンを羽織って ファーの帽子をかぶり 羊皮の手袋をはめ きゅっとパンツを長くつに押し込み外へ出た。玄関に立てかけていたスコップを取り一歩雪の上に足をおろすと、はっとした。
こんな雪国に一人暮らしをすることを想像したことが今まであっただろうか。
自分とはちがう人の中に入っているかのような変な感覚だった。
バルコニーに20~30cmつもっていた雪をスコップで少しはらいのけ、納屋においてある焚き木をカゴいっぱいにつめ、家に戻った。
今日のキッチンの気温は5度。

キッチンの窓から寒そうに寄り添う鳥の夫婦が見えた。
まっ白い世界なのだが、どうも青く見える世界。
気温5度のキッチンに入ると本当に空気が青色なのだ。
寒いから青色が見えるのか、青々しい世界に寒さを感じるのかわからないが  
青白く美しい世界はいつまで続くのだろうか。。。。

黄色い春が待ち遠しい。

2009-11-26 | in Vickleby, Uncategorized

猫と私

 白猫ニッセ
私は猫を飼ったことがない
しかしひょんなことからしばらくニッセのめんどうを見ることになった

餌をやればいいだけなのだが 
ニッセとの関係は図りにくい
呼ぶ時の口笛の合図を教わったが、どうもうまくいかず、まだ練習中である
そしてやっぱりスウェーデン語じゃないと通じないかなと思って
スウェーデン語で話しかけてみているのだが・・・
ニッセは家猫ではない
家に帰ってこない夜もあるし、おなかがすいたらネズミをとって食べる
水だって家の水なんて飲まずもっぱら雨水
羊の毛皮の上でスヤスヤ、なでるとすり寄ってくるまっ白いニッセはかわいい
でもなんともペットとは呼びがたい、同居人のような感じ

今朝ご飯をあげに行くと私はある小さな物体が床に転がっているのに気づいた
ニッセはネズミを食べるけど必ずある内臓の部分は食べないで残してあると聞いていたのだが、まさしくそのちいちゃな内臓が床に転がっていた
もっと何かひどいものを想像していた私は少々びっくりした
きれいなコロンとした内臓だった
生まれて初めて見た。

2009-11-19 | in Vickleby, Uncategorized

恋しき太陽

 
窓から朝日が久しぶりに顔をのぞかせた。
日の出、朝8時。。。
最近の太陽ときたら、めっきり顔をださない。
今日は朝日と共に朝を迎えられてうれしく思っていたのも束の間、1時間もしないうちにまた太陽はどこかへいってしまった
そして夜は台風さながらの嵐
太陽の光が射すとこの世は別世界
陽の光からもらう多くのエネルギーのありがたみをいやというほど実感する
そんな今日のバックミュージックはビバルディの冬。。。

2009-10-29 | in Vickleby, Uncategorized

宝物拾い

 地面を踏むたび やわらかい グシュっという感覚の次にコツっと硬いものが・・・・
いっぱい!!
私たちのプリントルームの前には大きなクルミの木がそびえ立っている。
だいたいどの建物も 建てられた時に、その建物を守る意味で木が植えられているらしい。
この建物の守り神は、クルミの木。
一本のクルミの木から驚くほどの量のクルミが・・・
あ、ここにも
あ、ここにも
あああ、ここにもっ

ナッツ達はとても慎重なやつらだな・・・と思う。
こんな分厚いクッションを身につけて地面に落ちてくる。
でもまだとっても硬い殻をまとっている。
そして、誰かが
それにしても、クリはいじわるね。だってあんなイガまでまとってるんですもの。
という。
本当にそうだ。
でもぎんなんなんてあんな臭いものをまとっているし、マカダミアンなんて専用の機械がないと割れないくらい硬い殻をまとっている。
しかしそんな困難を苦ともせず私たちはおいしく食べる
このクルミの木の葉っぱや緑のクッションの皮も私たちは染め用に使う。
それらを集めつつ でもやっぱりかわいいこの茶色のコロンっとしたクルミを必死で集める私。。。

さて、どうやってクルミを割ろうかしらね

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