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2013-06-08

6月の音

昨日、水門が開き次々と田んぼに水が入ってきた。

あっちでもこっちでも待ってましたとばかりに、忙しそうにお百姓さん達が田植えの準備をしている。

ああ、今年も今晩から蛙の大合唱が始まるなあ・・・なんてのんきに考えていた・・・

家の北側にはうちの畑があり、南側には細い道路を挟んで田んぼがある。そして、昨日水が張られてあった。

家の中も不思議と南側がひんやりしていた。今日も窓を開けると北側からは生ぬるい風が吹くのに、南の窓からは気持ちいい冷たい風が吹いていた。田んぼありがたやーなんて思っていた。

私はこの祖母の家に住んで、はじめて迎える夏である。

作晩、ベッドに入り、ワォとびっくりした。

すべて窓を閉めているのに、耳を疑う、外に寝ているかのような臨場感。

蛙の大合唱の渦の中にいるような感じ。

自分がそこまで蛙嫌いでなくてよかったと言い聞かせ、みずみずしい音を聞きながら眠りについた。

ああ、これは夏が思いやられる・・・(蝉の声はもっとすごいはずだ・・・)

 

 

 

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