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2011-03-02

奴がやってきた

電話ごしに その名前を聞いた時

ドクンとして

急いでコートをひっかけて外へでた。

目を凝らしても何かあるのだけど何かわからない。

胸の高鳴りを抑え 周辺をひと周りして、家へ戻ったのだが、

しばらくしてまた電話がなった。

やっぱり来ているという。

また急いでコートをひっかけ外へ出ると

いた!

さっきよりいっそう辺りが明るく異様な光景が広がっていた。

緑の光が向こうからやってくる。

目を凝らして見ていても ごくんと呑みこめない なんとも不思議な わからないもの。

はじめてみるオーロラ。 その光は ゆらゆらと形を変え、緑から次第に赤みを帯び 一瞬 対向車のフラッシュライトを浴びたかと思うほど 明るい光を見せ また緑に戻り揺らめいている。

写真ではやはり限度があるのですが、この写真は家の前から撮ったもの。

まさに光の大スペクタクル。 上を見上げると何層ものオーロラに覆われていた。

思わぬ未知との遭遇に 興奮がおさまらず いつまでも夜空を見上げていた。

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