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2011-01-25

八朔日和

先日 おじちゃんちに八朔の収穫のお手伝いに出かけた。

じいちゃんと亡きばあちゃんが昔、植え育てたミカン山。

高齢のじいちゃんも、もう畑仕事はできないので、今はといえば、誰にも手をかけられずも、天からの恵みのように育った伊予柑や八朔をいただいている私達。

たわわに実っている枝はとても重たそうだ。

パチパチと八朔を摘んではカゴに入れていく。摘んだ瞬間 枝が、フゥと息を抜くかのように上へ跳ね上がって行く瞬間は、今までお疲れ様、ありがとうと、心で思う。

すべての八朔を残さず摘んでいくのは、おとな5人が作業にかかっても、そう簡単には終わらない。

箱詰めで売られているみかんのことを思い浮かべ、それらがこうやって、大事に1つ1つ人の手を通じて収穫されているのかと思うと・・・感慨深い。

足元の悪い斜面にハシゴを立てるのも難しく、木に登ったり、高枝バサミで首がつりそうになりながらも奮闘する。

黄金色の八朔はグレープフルーツのよう。

みんなで思い出話をしたり、日だまりで、休憩にアイスを食べたり、八朔の大きさを見せ合ったりしている幸せのひとときは、亡きばあちゃん、そしてじいちゃんが私達に与えてくれた最高の贈り物のようである。

幸せの黄色いドットを見るのは、また来年。。

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