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2010-04-09

Obidos

Nazareを発ち Caldas da Rainha(カルダス・ダ・ライーニャ)へ立ち寄り Obidos(オビドス)へ
小高い土地にあり 城壁に囲まれている町だ。
また他の町とも全く違う雰囲気が漂っている。

街角にもたくさん花が咲いていて 本当にきれい。
そしてこの町で アーリンダばあちゃんに出会った。
アーリンダばあちゃんは全く英語がわからず 私は全くポルトガル語がわからない。
アーリンダばあちゃんはそれでもめげずにいろいろ話してくれる。
半分でもわかったら どんなにおもしろいだろうと 思うのだが なすすべもない。
たった半日の滞在だったオドビスで 思わぬことにも アーリンダばあちゃんの家に行き ひと休みし、そして町をめぐるツアーをしてもらった。(ちなみにポルトガル語である)腰痛持ちのばあちゃんには この石畳の急な坂道だらけの町は とても大変そうなのに いろんな小道を行ったり来たり 真夏のような日差しの中 アーリンダばあちゃんとゆっくりオドビスの町を歩いた。

そう、ばあちゃんの家にはやはりたくさんの手仕事のものがあふれていた。
ナザレでみんなが編んでいたような ふちかがりレースやスウェーデンと同じような裂き織りのマット。(色の雰囲気はポルトガル風)パッチワークのクッションにベッドカバーはウールのローゼンゴン。
そして食器はカルダス・ダ・ライーニャの町で見たような(陶器が有名な町)この地方のものが並んでいる。
言葉も通じない 違う国の小さな町に ばあちゃんができた。

私の部屋の向かいの家の小窓に 縫い物だか編み物だか 手仕事をする人の影が見えた。
何があるわけではないのだけれども とても愛おしく思った町だった。

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